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2014年4月 3日 (木)

「森のキリン」が増え続ける絶滅危惧種へ新たに追加される

翻訳協力:野中 祐子、校正協力:山本 麻知子

2013年11月26日 IUCN News story

絶滅危惧種に関するIUCNレッドリストの最新データによると、コンゴ共和国のシンボルであり、「森のキリン」としても知られているオカピと、サハラ以南に棲息する、アフリカでもっとも希少な鳥類の一種であるアフリカシマクイナが、現在、絶滅の瀬戸際に追い込まれている。
その一方で、アホウドリの2種、オサガメ、そしてカリフォルニア州チャネル諸島固有のシマハイイロギツネは回復の兆しを示している。

現在、全部で71,576種が評価され、そのうち21,286種が絶滅の危機に面している。

今回の更新では、 Okapi(Okapia johnstoni:オカピ)の生息数の激減に大変注目している。
オカピはキリンの近縁種で、コンゴ共和国の熱帯雨林の固有種である。
また、生息地での個体数が徐々に減少していることにより、レッドリストでは絶滅危惧IB類に分類されている。
それは、最も絶滅の危険が高い状態(絶滅危惧IA類)からほんの一段階下に位置することを意味している。
密猟や生息域の消失、さらには内乱やゾウの密猟者、違法鉱物採取者などが、この種の生存を脅かす主な脅威となっている。

「オカピは、コンゴでは国の象徴として非常に大切にされており、通貨であるコンゴ・フラン紙幣にも使われているほどです」と、IUCNのSSC(種の保存委員会)内、Giraffe and Okapi Specialist Group(キリン・オカピ専門家グループ)の共同代表の一人であり、Zoological Society of London(ZSL:ロンドン動物学会)の多岐にわたるオカピ保護プロジェクトのマネージャーでもあるNoelle Kumpel博士は話す。
「残念なことに、この20年近くの間、コンゴでは内紛が勃発し、国全体が貧困にあえいでいます。そして、この内紛と貧困がオカピの生息地を広範囲で劣化させ、また肉や皮を求める狩猟へとつながっています。地域の内紛や極端な貧困への政府の取り組みを援助することが、オカピの存続には不可欠です」。

更新されたレッドリストでは、現在、約200種にものぼる鳥類が絶滅危惧IA類として登録され、最も絶滅の危機に瀕している。
White-winged Flufftail(Sarothrura ayresi:アフリカシマクイナ)は、エチオピアやジンバブエ、南アフリカなどに棲息する小型で見つけにくい鳥で、この鳥も今回、このカテゴリーに登録された最新の種である。
湿地の干拓、農地への転換、灌漑、家畜の過放牧や湿地植物の刈り取りなどによる、生息地の破壊と劣化がこの状況をもたらした。
この鳥の生態をよく理解し、これらの危機に対応するため、危急の対策が、今、求められている。

現生するカメ類の中で最大種であるLeatherback Turtle(Dermochelys coriacea:オサガメ)の地球全体の個体数は回復し、絶滅危惧種IA類から絶滅危惧II類へ移行された。
しかし亜集団レベルでは、いまだ大きな危機に直面している。
オサガメは1種とみなされているが、世界的にみると生物学的および地学的には、はっきりとした7つの亜集団に分けられる。
北西大西洋地域の亜集団の個体数は豊富で、地域の保護活動の積極的取り組みの成功により、さらに増加の傾向にある。
一方、アメリカ大陸の太平洋沿岸で産卵する東太平洋亜集団、そしてマレーシア、インドネシア、パプアニューギニアやソロモン諸島で見られる西太平洋亜集団は、いずれも卵の乱獲や漁具に誤ってからまることによって大幅に減少している。
これらの亜集団の崩壊を避けるためには、的を絞った保護活動が必要とされる。

また、最新のIUCNレッドリストでは、評価されているいくつかの種に明るい兆しも見られる。
最も絶滅の危険に瀕している現生鳥類であるアホウドリのうちの2種は、個体数の増加により、現在は絶滅の危険が軽減している。
Black-browed Albatross(Thalassarche melanophrys:マユグロアホウドリ)は絶滅危惧IB類から準絶滅危惧へ、Black-footed Albatross(Phoebastria nigripes:クロアシアホウドリ)は絶滅危惧II類から準絶滅危惧へ移行された。
漁業での混獲が、これらの種にとっての主な脅威となっている。

これまで絶滅危惧IA類に分類されていたIsland Fox (Urocyon littoralis:シマハイイロギツネ)も、状況が改善してきており、今回準絶滅危惧へ移行された。
南カリフォルニアの沖あいにあるカリフォルニア州チャネル諸島6島に生息する4亜種は、1990年代半ばに、疫病やGolden Eagle(イヌワシ)などの外来種による捕食によって壊滅的な個体数の減少がもたらされた。
現在は、これら4亜種すべての個体数が回復したか、もしくは回復しつつある。
これは主に、IUCNのメンバーであるU.S. National Park Service(アメリカ合衆国国立公園局)による、飼育下繁殖、再導入、イヌ疾患に対するワクチン接種およびイヌワシの再配置を含む保全活動の成功によるものである。

「更新されたIUCNレッドリストの内容はいくつかの目覚ましい保全活動の成功を示しており、今後の保全活動のために、我々はそこから学ばなければなりません」と、IUCNのBiodiversity Conservation Group(生物多様性保全グループ)のグローバルディレクターであるJane Smart氏は述べている。
「しかし全体的には厳しい状況であることを示しています。それぞれの最新状況を見ると、現状では改善している種がいくつかあるものの、それに比べて大変多くの種が絶滅危惧種に分類されています。この悲惨な傾向を回避するため、早急に世界規模の努力を拡大していかなければなりません」。

http://www.iucn.org/news_homepage/?14081/Forest-giraffe-joins-growing-number-of-threatened-species

 

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