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2014年4月13日 (日)

アジア国立公園会議において、トラの保護に関する新しい取り組みに向けて、IUCNのグリーンリストが協力体制の構築を後押し

翻訳協力:河村 美和、校正協力:ジョンソン 雅子

2013年11月15日 IUCN International news release

保護地域の管理とトラの保護を最適化させようとする取り組みの一つとして、IUCN(国際自然保護連合)のGlobal Protected Areas Programme(世界保護地域プログラム)とWWF(世界自然保護基金)のTigers Alive Initiative(トラ保護プログラム)は本日、宮城県仙台市で開かれた第一回アジア国立公園会議で、IUCNのGreen List of Protected Areas(保護地域グリーンリスト)の発展に向けて相互協力することに合意した。

IUCNの保護地域グリーンリストの狙いは、保護地域の公平な統治と効率的な管理基準を設け、保護の取り組みを評価するものである。
またその目的は、保護地域の公平で効率的な管理に関して基準を設定することで、保護の試みの成功事例を認知させることである。

WWFを代表とする協力者間の連携においては、トラの生息地で効率的な保護を行っている地域の認証行程において、ICUNグリーンリストの判定基準を順次適用する。
この取り組みは「Conservation Assured - Tiger Standards(仮:確実な保護に関するトラ基準)」、略してCA/TSプログラムと呼ばれている(参考URL:www.conservationassured.org)。

IUCNの保護地域グリーンリストは、世界標準に従って設定したベンチマークを満たす保護地域の成功事例を広く認知させるものである。
ベンチマークを満たす地域は「グリーンリスト」としての評価を与えられる。
グリーンリストの判定基準に対して行う評価は、地域の環境や多様性が考慮される。
さらに、困難に直面した際にそれを切り抜ける、革新的な技術や工夫、アイデアなどには追加の価値が付与される。
IUCNグリーンリストの進展は、現在、韓国、コロンビアのアマソナス州、ケニヤ、イタリア、フランス、オーストラリア・ニューサウスウェーズ州などの国や自治体からの協力を得て、試験的な試みが行われている。

Conservation Assuredは新しい保護の方法で、対象の種を効率的に管理し、それらの評価を促進するするための最低限の基準を定めた新しい保護ツールである。
トラはこの取り組みを行う種として選ばれた。
WWFとその協力機関はトラ保護プログラムの事業を通してCA/TSを管理している。
この取り組みの目標は、2020年までにトラの頭数を現在の倍にすること、そして最終的にはすべてのトラの保護地域で、CA/TSの認定を得ることである。

2014年、ネパールにてIUCNのグリーンリストとCA/TSの共同の取り組みが始まる。
そこで、同国のChitwan(チトワン)国立公園において、基準を満たすかどうかの初の査定が行われる。
「CA/TSとIUCNのグリーンリストの国際的な基準と比べて、自分達がどのくらいチトワンのプロジェクトを進展させられているのかを評価することに大変興味があります」と、ネパールの国立公園・野生生物保護局長官、Megh Panday氏は話す。
「我々が生物多様性の保護に真剣に取り組んでいること、保護地域が自然界に重要な貢献をしていること、さらにはネパールが生物多様性条約の目標や、ネパールが参加しているほかの国際的な取り組みにおいて、期待値を大きく上回っていることをアピールしたいのです」。

ネパールでの共同事業や、そのほかの地域のグリーンリストの取り組みの結果は、2014年11月にシドニーで開催されるIUCNのWorld Parks Congress(世界公園会議)で正式に活動が開始される前の10月に、韓国で開催される次回の生物多様性条約締約国会議で発表される予定である。

「私はCA/TSイニシアチブと密に、協力して取り組むことに期待をしています。また、IUCNの保護地域グリーンリストを支援するために、さらに多くのパートナーと協力できることに勇気づけられ、喜んでいます」と、IUCNの世界保護地域プログラムのディレクターであるTrevor Sandwith氏は話す。
「それによって、我々の取り組みの成果について、グリーンリストの評価に沿って正しく行われていることを認識することができます。そしてすべての人のモチベーションとなる模範的な地域に焦点が当てられ、世界の先進的な保護地域のレンジャーや管理者など、保護活動に携わる者人々に希望のメッセージが届けられるでしょう。この取り組みを通して、世界の保護地域管理におけるガバナンスと質を高めることに繋げられると考えています」と述べた。

アジア国立公園会議は、世界で成長が著しい地域の公園や保護地域の将来へ向けて行動を起こすために、政府関係者、自然保護の専門家、研究者、NGO、若者たち、市民社会が一同に参加して行う、初めての会議である。
アジアの保護地域が直面している課題、つまり災害リスクの低減や災害からの回復、保護地域の文化や伝統への理解の促進、観光や環境教育の推進、保護地域に関する国際連携の増加、生物多様性の保護、などに関する提案が行われる。
会議は11月13日から17日まで、宮城県仙台市にて開催される。

http://www.iucn.org/news_homepage/?14019/IUCN-Green-List-boosts-partnership-with-a-new-Tiger-conservation-initiative-at-the-Asia-Parks-Congress

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