フォト
無料ブログはココログ
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« 北大西洋のミステリー:消滅したクジラの事例 | トップページ | 野生生物に関する犯罪に加担しないで! »

2014年1月27日 (月)

カメラが捉えた希少動物サオラ!

翻訳協力:安江 純子、校正協力:日原 直子

2013年11月14日 IUCN News story

サオラの生きた姿がベトナム中部でカメラに捉えられた。
これは1999年にラオスで撮影されて以来のものである。
ベトナム政府の森林保護局とWWF(世界自然保護基金)のプロジェクトの下で保護区域内に仕掛けられた自動カメラが、同じ成体のサオラを3枚の写真に捉えた。
このカメラによると、サオラが夕刻近くに、森林の中を流れる岩の多い小川沿いを移動しているのが明らかにわかる。

サオラ(Pseudoryx nghetinhensis)は世界で最も絶滅の危機に晒されている大型哺乳類動物の一種であり、絶滅危惧種に関するIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは絶滅危惧IA類に分類されている。
17の組織を代表する20人のメンバーで構成されるIUCNのSSC(種の保存委員会)、Asian Wild Cattle Specialist Group((仮)アジア野牛専門家グループ)のサオラワーキンググループは、この発表に沸いている。
サオラワーキンググループのコーディネーターであるWilliam Robichaud氏は、「これらは、アジア、そしておそらく世界でここ10年以上の間に撮影された野生動物の写真の中で最も重要な写真です。この写真により、我々は希望で高揚しました」と述べた。

3枚の写真のうち1枚は、成体のサオラの特徴である長い角をはっきりと捉えている。
サオラワーキンググループのメンバーでありIUCNのGreater Mekong's Species, Protected Areas and Wildlife Trade program((仮)大メコン圏の種、保護区、および野生生物取引プログラム)のマネージャーであるTom Gray博士は、「これらの写真はサオラのものに間違いありません」と語った。

1992年、ベトナムのMinistry of Forestry(森林省)とWWFの検査官からなる共同チームが、ベトナムとラオスの国境付近で初めてサオラを発見した。
当該チームは狩猟者の家で異様な角が付いた頭蓋骨を見つけ、それが特異なものであると分かった。
これは、それまで50年以上の間見つからなかった新種の大型哺乳動物の発見となった。

サオラの写真が撮影された地域では、WWFのPreservation of Carbon Sinks and Biodiversity Conservation(CarBi、国境を超えた炭素吸収および生物多様性プロジェクト)が、森林監視員を地域のコミュニティから採用し、WWFとベトナム政府の双方が共同でこれを管理するという革新的な法執行モデルを実施している。
森林監視員の主要な活動のひとつが、密猟者が仕掛けた罠の回収である。
Tom Gray博士は、「サオラにとっての第一の脅威は罠です。今回の写真は、森林監視員モデルがうまく働いているという有望な証拠でしょう」と語った。

サオラワーキンググループによると、2011年に森林監視員モデルが最初に試験的に実施されて以来、森林保護チームはベトナム国内に2地域、ラオス国内に2地域、計4箇所のサオラが生息する保護区域内で、30,000個以上もの違法な罠を撤去した。
William Robichaud氏は、「サオラは、この地域では市場価値が低い数少ない生物であるにもかかわらず、こうした罠の設置や狩りがすべて主にアジアにおける商業的な野生生物取引に駆られて行われていることは残念なことです」と語った。

サオラワーキンググループのメンバーであり、WWF-US(世界自然保護基金米国委員会)におけるSpecies Conservation Program(種保全プログラム)のディレクターであるBarney Long博士は、「今回の写真は素晴らしいニュースですが、これらの写真がサオラが安全だということを意味するわけでは決してありません。短期的には、森林監視員をベトナム、ラオス両国内のほかの地域に広げ、長期的には、ラオス、ベトナム両政府に対し、それぞれの保護区域の管理強化、法執行の取組み強化の支援を実施する必要があります。協調が鍵となるでしょう」と語った。

WWFとサオラワーキンググループは、可及的速やかにこの現場に戻るチームを動員し、現場の生息環境と地形についての情報を収集する予定である。
Tom Gray博士は、「サオラの生態についてはほとんど分かっていないため、この機会を利用し、なかなか見つけることのできないこの種について、可能な限りのことを知りたいと思っています。これには非常に心を躍らせています」と語った。

サオラワーキンググループには、この種の回復を実現するための革新的な計画があり、この計画には、大自然における罠および狩猟からの保護、ベトナム人やラオス人の熱心な自然保護活動家から構成される若いグループの構築、飼育下繁殖プログラムの開始などが盛り込まれている。

http://www.iucn.org/news_homepage/?14016/Elusive-Saola-caught-on-camera

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
gooddoでクリックやFacebookいいね!をしてJWCSを支援
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。よろしければクリックしてください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« 北大西洋のミステリー:消滅したクジラの事例 | トップページ | 野生生物に関する犯罪に加担しないで! »

12 哺乳類」カテゴリの記事

19 アジア」カテゴリの記事

34 IUCN 国際自然保護連合」カテゴリの記事

35 レッドリスト 絶滅危惧種」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/54719211

この記事へのトラックバック一覧です: カメラが捉えた希少動物サオラ!:

« 北大西洋のミステリー:消滅したクジラの事例 | トップページ | 野生生物に関する犯罪に加担しないで! »