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2013年12月14日 (土)

ナミビアでの鰭脚類の猟に関する最新衝撃映像

翻訳協力:兵頭 正志、校正協力:立石 ゆりか

2013年7月7日 ACF Wildlife News

本日Earthrace Conservation(自然保護NGO)は、ナミビアで最高レベルの安全性をもつ海岸の1つであり、絶好のダイヤモンド採掘地域であるAtlas Bayにおいて、隠しカメラで捉えた毎年行われる鰭脚類(アシカ、アザラシ、セイウチなどの海生哺乳類のこと)の殺戮劇の映像を公開した。

映像には、海岸に引き上げられたたくさんの鰭脚類の赤ちゃんが、つるはしの柄を振り回す一団に殴り殺され、処分用の小型トラックに積み込まれるまでの様子が収められている。

ナミビアでは毎年7月に、約8万~9万頭という鰭脚類の赤ちゃんの許容捕獲数(TAC)が漁業・水産資源省(MFMR)により指定される。
さらに、鰭脚類のオスの成体に関するTACは6,000頭と割り当てられる。
オスの成獣の陰茎は勃起不全薬を作るのに使用できるので、至近距離から射殺される。

Cape Fur Seal(ミナミアフリカオットセイの1亜種)は地球上でナミビアと南アフリカという2箇所にしか生息が確認されていないため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」、通称「ワシントン条約」(CITES)の附属書Ⅱにリストアップされている。

MFMRは、国の漁場を守るためには鰭脚類の猟は不可欠であり、漁業によってナミビアは雇用と収入を得られると主張している。

映像を入手したEarthrace Conservationの創設者であるPete Bethune氏は反対意見として次のように述べた。
「以前、南アフリカが鰭脚類の猟を廃止した際には、鰭脚類の個体数が爆発的に増加してしまう懸念がありました。しかしそのようなことは起こらなかったのです。漁師たちが困ることもありませんでした。その代わりに、鰭脚類の猟を廃止してから、自然淘汰による鰭脚類の個体数の壊滅的な激減が何度か起きました。一番最近では、2006年にCape Fur Sealの子どもの個体の95%、成体では半数の個体群がいなくなったことがあります」。

Bethune氏は続けた。
「実際のところは鰭脚類は生態系において必要な種です。また漁場で必須な役割を持つ捕食者である鰭脚類を駆除することも、ナミビアの人々が行う悪質な漁業管理の一例を提示しているのです。この種の鰭脚類にとって、またはどちらかといえばナミビアの漁場にとって一番してはならないことは、今年新たに9万頭の鰭脚類の子と5千頭の鰭脚類のオスの成体を殴り殺してしまうことなのです」。

ナミビア政府観光局はこう述べている。
「ケープクロスの鰭脚類保護区は世界最大のCape Fur Sealの繁殖コロニーを保護するために設立されました。Atlas Bay同様ケープクロスでも鰭脚類の猟は行われていますが、ケープクロスは鰭脚類のコロニー見学を目的に訪れる観光客の人気が高まっています。ケープクロスでは鰭脚類の猟を早朝に行うので、すべての証拠を取り除くよう殺戮後の後片付けをしてから、再度海岸を開放して観光客を迎え入れるのです」。

経済的には、鰭脚類の“捕獲”に関する雇用者数はこの6ヶ月間で100名以下であり、およそ50万米ドルの利益を生み出している。
それに比べて、ケープクロスを訪れる観光客による鰭脚類見学における直接支出は200万米ドルを超えると見積もられている。
加えて鰭脚類見学に関しては、鰭脚類の猟よりもはるかに大勢のナミビア人を格段に安定した雇用に結びつけることができる。

現在、6名の免許所有者が鰭脚類の猟を認められている。
当初3名の免許所有者によって、人数の増加は容認できないという申し立てがあったにもかかわらず2012年に2倍になった。

Earthrace Conservationは、これ以上の鰭脚類の猟を禁止する法令を導入する機会を政府に与えるために、まずはこの衝撃映像をナミビア当局に内密に提示していたので、撮影以来しばらくの間映像の公開は控えられていた。

さらに今、この衝撃映像の撮影者へのリスクを少なくするために十分な時間が経過している。
当時その場所で鰭脚類の猟が行われたという記録が発見されたことは、ナミビアにおいて鰭脚類の猟に携わる人々や彼らを支援する人々にとって深刻な結果を招きかねなかった。

Bethune氏はこう結んだ。
「世界中でカナダとナミビアの2カ国だけがこの野蛮な慣行を継続していて、ナミビアは最大の捕獲数を記録しています。南アフリカでは、鰭脚類の猟の廃止による漁場への悪影響が全くないことが証明されたほか、EU全体を含む世界の大部分の地域では鰭脚類から作られた製品の販売を禁止しているため、国際的非難に逆らって鰭脚類の猟を継続することは経済的に意味がありません」。

「すでにCape Fur Sealは、さらなる個体数激減、頻繁に起きる漁具の絡み合いによる死亡、漁師による違法狩猟、悪質な漁業管理によって起こる食糧不足などの脅威にさらされているため、鰭脚類の猟は生態学的にも意味がありません」。

「ナミビア政府は目を覚まし、Cape Fur Sealを砂浜に血を流すためではなく、ありのまま生態系およびエコツーリズムの貴重な資源として活用し始めるべきです」。

「この残虐な行為を廃止するまで、我々は休暇の旅行先としてはナミビアを拒否するよう人々に呼び掛け続けます」。

http://www.africanconservation.org/wildlife-news/item/shocking-new-footage-of-namibia-seal-hunt?category_id=284

 

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