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2013年12月16日 (月)

欧州連合、サメ漁フィンニング禁止令の抜け穴を塞ぐ

翻訳協力:影山 聡明、校正協力:M.H
 
2013年6月6日 Shark Alliance News
 
本日欧州連合(EU)理事会は、サメ漁におけるフィンニング、すなわち、サメのヒレを切り落とし、胴体は海へ投棄するという不経済な慣習に対し、より厳格な禁止令を正式に採択した。
 
2003年に発効したEUのフィンニング禁止令の厳格化の必要性は、何年にもわたって議論されてきた。
European Commission(EC、欧州委員会)は、ヒレがついたままの状態ですべてのサメを港へ水揚げすることを要求する提案を、2011年11月に公表した。
2012年11月、European Parliament(欧州議会)で関連の報告書が566対47で賛成され、可決された。
本日、EU理事会は2012年3月に漁業大臣が採択した見解を正式に発表するとともに、欧州議会が合意した本文を承認し、EUの新規制を制定する過程を終了した。
 
何年もの間、この問題をかかげて運動を行ってきたShark Alliance(シャーク・アライアンス)は、最終的にEUのフィンニング禁止令のすべての抜け穴を塞ぐ合意を成し遂げたことに対し、EUの漁業大臣、欧州議会、ECを賞賛したほか、こうした成果を挙げるために活動してきた多数のグループや個人に謝意を表した。
 
この規制は、EU官報での発表の7日後に施行される。
 
・背景
EUは2003年にフィンニングを禁止したが、関連規制には例外が含まれており、フィンニングの見逃しの可能性が大きく残されていた。
その例外とは、計測し、ヒレの重量とサメ全体の重量を比較するという面倒な作業の監視が順守されれば、許可証を持つ漁師は、船の甲板上でサメのヒレを切り落とし、胴体と別に水揚げできるとするものである。
 
航海中のサメのヒレの切り落としを禁止し、結果として、ヒレがついたままの状態でサメの水揚げを要求することは、フィンニング禁止令を施行する上で最も信頼性の高い手段として広く認識されている。
さらに、ヒレがついたままの状態にしておく方針によって、個体群評価と漁業管理に不可欠な、種特有の水揚げデータの改善が可能になる。
 
シャーク・アライアンスは、科学的根拠に基づいたサメ保全活動のために設立された130を超える組織の連合体である。
独立した非営利組織であるThe Pew Charitable Trustsが創設し、調整役を務めている。
 

 

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