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2013年11月10日 (日)

タンブリングは、スマトラのトラの生命の希望

スマトラ島南部における予備的なトラの推定生息密度が、この島での最高値を記録した。
 
翻訳協力:星野 友子、校正協力:日原 直子
 
2013年7月29日 Panthera Press Release
 
第3回目となる国際トラの日に合わせた、インドネシアのスマトラ島でのカメラトラップを使用した最近の調査結果により、通常は森林と野生生物の消失の激しさがトップニュースになる島に、急増するトラの生息場所があることが明らかになった。
 
インドネシア人ビジネスマンであり、野生生物保護活動家であり、そしてタンブリング野生動物自然保護区(TWNC、民間に管理された450㎢の野性生物と自然保護の特別区域)の創設者でもあるTomy Winata氏は、1996年以来、この地域で危急のトラ保護のための新規構想を実施してきた。
そして最近、予備調査の結果が良好なこの調査を本格的に実施するために、国際的な大型ネコ科動物保護団体である「パンセラ」と団結した。
 
最近、この研究の予備的なカメラトラップによるトラの生息密度推定データは、タンブリング野生動物自然保護区の南部で、100㎢あたりトラ6頭という予想外の結果を示した。
この推定密度は、今までのこの島の最高記録の2倍近い。
トラの子どもの画像を含むこれらのカメラトラップ調査の結果により、世界的に重要なブキ・バリサン・セラタン国立公園の一部を成すタンブリングは、最後に残された400~500頭の野生のスマトラトラにとって希望の光であることが分かった。
 
パンセラの最高責任者であり、トラを専門とする科学者であるAlan Rabinowitz博士は次のように述べた。
「タンブリングで発見された驚くべきトラの生息密度は、トラに聖域を提供するだけでなく、トラを保護するためのTomy Winata氏のプログラムが生んだ具体的な成果です。端的に言うと、その生息域全体でのトラにとっての主な脅威は密猟です。密猟は目に見えない病気で も、特定不能な脅威でもありません。撃退しようと思えばできるのです。密猟に対し非寛容な方針で備えるTomy Winata氏と彼のチームは、効果的に密猟の排除を強制したことにより、重要な地域を順調に保護してきました。この事実は、科学の有効活用と適切な監視 を伴うもので、望ましい成果を挙げてきました。現在トラは繁殖しているのです。タンブリングはスマトラ亜種にとって、頭数回復のみならず繁栄の本当の機会 を与えているトラ保護のモデル地区です」。
 
タンブリング野生動物自然保護区による取り組みの前、タンブリングのトラは、密猟と生息地喪失の深刻な脅威にさらされていた。
しかし、Tomy Winata氏は法執行パトロールを利用して徹底的な保護活動を実施し、低地のトラ生息地および捕食対象の個体群を維持した。
これにより、タンブリングはスマトラ島および生息地全体のトラにとっての重要地域として浮上した。
タンブリング野生動物自然保護区の新規構想もまた、タンブリングの地元の漁業コミュニティに利益をもたらした。
このコミュニティは、Tomy Winata氏が、雇用機会創出、コミュニティの診療所および学校への寄付、学生の奨学金制度、その他で村民を支援してきたところである。
 
Tomy Winata氏は語った。
「私がこのような活動を行っているのは、われわれがこの世界で生存するのに必要なものすべてを自然の恩恵から得ているにも関わらず、多くの人々 が、自分の利益のためだけに自然から奪い、何の代償も払っていないと考えているからです。そのため、私の野生生物保護と、森林と生態系維持に向けた取り組 みが他の人々の手本となり、その結果、互いに助け合って母なる自然を救い、われわれがどこから来たのかを決して忘れないようにしたいと希望しています」。
 
絵のような景観の半島内に位置し、ブキ・バリサン・セラタン国立公園(BBSNP)の南端を成すタンブリング野生動物自然保護区が、民間に管理された特別区域を取り囲んでいる。
この区域は、より広大なブキ・バリサン・セラタン国立公園の地形の中で、トラの主要な個体群の保護と交流にとって極めて重要である。
ブキ・バリサン・セラタン国立公園は、3,568㎢に渡る、スマトラ島最大の保護区域が連なる地域の一つである。
 
スマトラ島南部におけるパンセラのトラ保護の取り組みは、BBC EARTHのナチュラルワールドシリーズのドキュメンタリーである『Tiger Island(トラの島)』の撮影とともに、2012年に始まった。
このドキュメンタリーは、タンブリングにおけるTomy Winata氏の野生のトラ保護構想の状態を、Rabinowitz氏が評価するのを追ったものである。
 
今日、パンセラのヤマネコを専門とする科学者であり、研究員でもあるRobert Pickles博士は、タンブリング野生動物自然保護区チームと共に、生息密度解析をTWNCの北部地域まで拡大し、広範囲に及ぶ生息地分析を実行し、タ ンブリングの生態系の活力を測定する取り組みを行っている。
タンブリング・トラ保護プロジェクトの対象地域を広げ、有効性を増しつつあるフィールドチームは、間もなくSMARTという名で知られる新しい監視ソフトウェアを導入し、非合法的な活動の証拠を追跡する予定だ。
そして法執行の取り組みをさらに評価し、より高い目標とするだろう。
さらなる活動には、公園に境界線を引いたり、トラ、トラの被食者、およびトラの生息地にとって、密猟とは別のさらなる脅威を特定し、解決方法を見つけるのに、地元当局を援助することが含まれている。
 
この共同構想を通してパンセラは、Tomy Winata氏とタンブリング野生動物自然保護区と共に、最初の「トラの永遠の遺産地域」の設立を目指している。
Rabinowitz博士は次のように結んだ。
「トラにとって、安息地ほどすばらしい遺産はありません。遺産とは、トラたちが永遠に野生の状態で生き続けられる場所です。タンブリング野生動物自然保護区と共に、われわれは現実への一歩を踏み出しています」。
 

 

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