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2013年10月21日 (月)

内戦と石油探索により危機に瀕するヴィルンガ国立公園

翻訳協力:加藤 慶子、校正協力:鯛中 麻祐子
 
2013年6月24日 IUCN News Story
 
ヴィルンガ国立公園世界遺産地域における武装勢力の襲撃ののち、the Congolese Institute for the Conservation of Nature(コンゴ自然保護協会)のレンジャー二人が命を落としたことが、最近の調査報告により明らかになった。
石油探索に加え、継続する混乱は取り返しのつかない損害を与え、究極的には当地の世界遺産登録の抹消にもつながりかねない。
 
2012年4月以来、世界自然遺産の保全状態のモニタリングを管轄するユネスコ世界遺産センターに対して、コンゴ民主共和国政府は深刻な保全状況の悪化を報告している。
先週カンボジアの首都プノンペンで開催された第37回世界遺産委員会にて、調査結果の審議が行われた。
 
世界遺産条約の意思決定機関である世界遺産委員会は、IUCN(国際自然保護連合)と世界遺産センターの共同勧告を承認し、この象徴的な場所を危機遺産リストに留めた。
ヴィルンガ国立公園はthe Congolese Army(FARDC、コンゴ共和国軍)と複数の反乱軍の戦闘の場となっている。
特に、コンゴ共和国軍がルウィンディ地区を拠点とする一方で、3月23日運動(M23、コンゴ民主共和国東部で活動する反政府武装勢力のこと)はマウンテンゴリラの重要な個体群が居住するミケノ地区を占領している。
そのため、公園当局の任務は著しく妨げられている。
 
七ヶ月間完全にミケノ地区の統制を失った後、2012年12月に監視員が当該地区に立ち入ることができ、ゴリラ個体群の観測とトラップ装置の除去にあたった。
その間に8頭が新しく産まれたことがわかり、計100頭のゴリラの定住が報告された。
 
一方で、武装集団の衝突と生物相搾取の発生が特に懸念される場所に注力しながら、2012年中のパトロールは35%削減された。
9つの火器と225のカヌーが押収され、1000を超えるトラップと500の密猟者キャンプが取り壊された。
 
「しばしば命を危険にさらしながら公園の監視にあたるレンジャーたちの勇気にも関わらず、不法占拠や天然資源の搾取は先の危機以来増加しています」と、IUCN World Heritage Programme(IUCN世界遺産プログラム)の責任者、Tim Badman氏はいう。
「観光で生み出される収入の減少も手伝い、闘争状態は不法侵入問題を平和に解決するための、地域住民との対話の継続を一層困難にしています」。
 
世界遺産センターとIUCNは、今安全が再度確保されなければ、2011年以来の前進が完全に失われてしまうと懸念している。
ヴィルンガ国立公園は1979年の登録時、ユネスコ初の世界自然遺産の一つであった。
しかし1994年以降、危険な状態にある世界遺産としてリストに掲載されている。
 
IUCNと世界遺産センターは、世界遺産の保全状態に係る報告において、ヴィルンガ国立公園に一部重なる地域で、いくつかの石油会社が石油を探索する許可を政府から受けているという事実について、強い懸念を表した。
IUCNは、石油開発は世界遺産登録とは相いれないという立場である。
 
昨年、世界遺産委員会は公園敷地内での鉱業や石油探索の停止を求めた。
同委員会は、これまでの会合でも要請してきた通り、政府の石油探索認可地区が同公園を除外していない点についての強い懸念を反復した。
それどころか、国立公園という位置づけを解消する意向さえあるのではと懸念されている。
このような過激な措置は、当該遺産の顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value)に取り返しのつかない影響を及ぼし、将来的に公園全体が世界遺産リストから除外されてしまうことにつながりかねない。
 

 

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