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2013年8月28日 (水)

ガボン国立公園局が中央アフリカ共和国における環境保護区の管理体制改善に協力することで合意

翻訳協力:小島 愛、校正協力:杉山 朝子

2013年5月21日 African Conservation Foundation Wildlife News

2013年5月14日水曜日、転換期の中央アフリカ共和国で暫定政府大統領を務めるMichel Djotodia閣下はガボンに到着し、ガボンのAli Bongo Ondimba大統領の出迎えを受けた。
地域の平和維持活動におけるガボン部隊の重要性といった他の重要な議題と併せ、Michel Djotodia暫定政府大統領は中央アフリカ共和国における環境保護区の管理体制改善についてガボンに支援を求め、承諾を得た。
現在、環境保護区では象牙を取るためのゾウの密猟が大規模に行われ、危機にさらされているのだ。
今月上旬、ザンガ・サンガ国立公園内の、中央アフリカ共和国南西部に位置しする世界遺産に指定されているザンガ・バイの森で、少なくとも26頭のゾウが殺された。
ザンガ・ンドキ国立公園には“ザンガ・バイ”と呼ばれる世界でも珍しい、森の中に開けた広大な平原がある。
そこには毎日、50頭から200頭のゾウが土の中に含まれるミネラル塩を求めて集まってくる。

「初めてザンガ・バイを訪れたとき、一瞬のうちにその神秘に魅了され、世界でも指折りの自然の驚異にわくわくしました」と、ANPN(国立公園局)事務総長Lee White教授は語っている。
「ザンガ・バイは誰もが生涯に一度は訪れるべき場所の1つです。公式にも世界遺産として有名ですが、万が一、ザンガ・バイのような世界的に貴重な自然を失うことにでもなれば、この世界はもう完全とは言えないでしょう」とも言う。
ここ数週間、国の法と秩序が失われ、この地域では密猟問題が急激に深刻化している。
ゾウ密猟事件の中には、治安悪化に乗じた地元の密猟者による事件もあるもあったかもしれない。
中央アフリカ共和国大統領特別補佐官顧問、野生生物保護協会(Wildlife Conservation Society)のSenior Conservationist((仮)上級自然保護活動家)、ナショナルジオグラフィック協会のExplorer in Residence ((仮)嘱託探検家)を兼任し、30年前にザンガ・ンドキ国立公園での分類調査に参加したMike Fay博士が率いる国立公園局の代表団が、5月16日木曜日、中央アフリカ共和国バヤンガに派遣された。
政府と協同で地域の安全を確保し、環境保護活動の再開に取り組む。
The Last Great Ape Organization(LAGA)、The Aspinall Foundation(ジョン・アスピノール財団)、野生生物保護協会もこの取り組みに参加している。

代表団の今朝の報告によると、治安は回復しているということだ。
バヤンガ政府当局は状況を慎重に監視し、環境保護活動に携わるスタッフと連携してこれ以上の密猟を防ごうとしている。

「とにかく、環境保護活動の再開と人員補強に真剣に取り組まなければなりません」と、米国魚類野生生物局のRichard Ruggiero博士は言う。
「数年にわたる我々の経験から、ゾウを守ることでまたヒトが守られると明言できます。ゾウの保護活動拠点が治安回復の司令塔になるのですから。国境を越えた協力体制によって、ヒトと野生動物が共に救われるのです」。

ガボンおよび中央アフリカ共和国は、協同で環境保護区の管理体制を整備し、以下の対策に取り組む。

・環境保護区の開発や管理によって生じる問題に対応するための法的、制度的枠組みの構築
・中央アフリカ共和国における国立公園局の発展
・環境保護区で保護活動および管理運営に携わる人員の育成
・中央アフリカ地域各国の環境保護プログラムとより良いつながりを構築、経験を共有し、国をまたぐ密猟危機への対策を進め、世界規模の環境保護団体とのより良い協力関係の確立を結ぶこと

「今回の合意は、途上国同士が助け合う“南南協力”の良い例です」とLee White教授は言う。
「10年でアフリカに棲むマルミミゾウの7割が命を落とし、比較的影響の少ないガボンでもゾウの3割が殺されています。アフリカで最も重要な環境保護区のひとつであるザンガ・サンガを守り、各国が誇りにしていた他の環境保護区を取り戻せるよう、中央アフリカ共和国にいる同志たちの手助けができればうれしいです」。

Ali Bongo Ondimbaガボン大統領は、地域で活動する団体(中部アフリカ諸国経済共同体、中央アフリカ森林委員会、中央アフリカ保護林ネットワーク)および環境保護活動を行うNGO団体が、ガボンおよび中央アフリカ共和国と協力してこの問題に対処してくれればありがたいと、期待の気持ちを表した。
「象牙目的の密猟とアフリカにおける社会不安との間には明らかに関連性があり、単なる環境問題では片付けられません。一致団結して中央アフリカ共和国の政情回復に努めるべきです。そうすれば、ヒトもヒトに感動を与えてくれる野生動物たちも共に守られることになるのです」。

http://www.africanconservation.org/wildlife-news/item/national-parks-agency-of-gabon-agrees-to-help-improve-the-management-of-central-african-republic-s-protected-areas-system

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