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2013年7月19日 (金)

アナグマのような縞模様-南スーダンでコウモリの新属を発見

翻訳協力:濱野 寿美子、校正協力:官澤 彩

2013年4月10日 Fauna & Flora International News

Bucknell University(バックネル大学)およびFauna & Flora International (FFI、ファウナ・フローラ・インターナショナル)の研究者らが、南スーダンで野生生物当局との野外調査中に希少な標本を発見した。

研究者らは南スーダンで希少な標本を発見した後、コウモリの新属であることを確認した。バックネル大学生物学准教授のDeeAnn Reeder氏とFFIのプログラム・オフィサーAdrian Garside氏は、South Sudanese Ministry of Wildlife Conservation and Tourism(南スーダン野生生物保全・観光省)の野生生物担当職員と共にチームを率いて野外調査と保全活動を行っていたところ、Reeder氏がBangangai鳥獣保護区内でこのコウモリを見つけた。

「このコウモリの際立った美しさと、特徴的な斑点と縞がつくる模様にすぐに目を引かれたのです。とても珍しい動物であるのは明らかで、私がそれまでに見たことがないものでした。見た瞬間、一生に一度の発見だと確信したのです」とReeder氏は振り返った。

米国に帰国した後、Reeder氏は、発見したコウモリが隣接するコンゴ民主共和国で1939年に最初に捕獲され、Glauconycteris superbaと名付けられたコウモリと同一と特定したものの、Reeder氏と同僚らには、このコウモリの特徴が同属のコウモリと一致するとは思えなかった。

「慎重に分析した結果、このコウモリが現在の属に合わないことは明らかです。頭蓋骨や翼の特徴、大きさ、耳-まさに見るものすべてが一致しないのです。非常に独特なため、新属を作る必要があります」とReeder氏は述べた。

Reeder氏は学術誌ZooKeysに発表されたばかりの論文「希少なアフリカヒナコウモリ科コウモリを新属に-南スーダンからの一考察」に、Smithsonian Institution(スミソニアン協会)およびIslamic University in Uganda(ウガンダ・イスラム大学)の共同執筆者らと、このコウモリを新属-Niumbahaに分類した。この学名は、コウモリが捕獲された西エクアトリア州のアザンデ族の言語であるザンデ語で「希少な」または「珍しい」という意味である。このコウモリは、今までに捕獲した同属の標本ではまだ5匹目であり、2011年に独立した南スーダンでは初めてである。

「私にとって今回の発見は意義深いものです。というのも、発見のお陰で南スーダンの生物学的重要性が注目され、我々の新しい国家にはまだ発見されていない素晴らしい自然が多くあることを示唆しているからです。南スーダンは与えるものが多く、またを保護すべきものも多い国なのです」とFFIの南スーダン地域部長のMatt Rice氏は述べた。

FFIは、紛争中および紛争後の国々で活動してきた幅広い経験を生かし、南スーダン政府が野生生物保全部門を再設するのを援助している。また公園職員や野生生物担当職員の教育研修、道路やインフラの整備、機材供与、こうした研究活動への支援を通じて、優先的な保護区の復元も援助している。

Reeder氏がWoodtiger基金からUS$100,000(約10,020,000円:2013年4月10日時点の為替レートUS$1=\100.20)の助成金を受けたことから、南スーダンでの当研究チームの活動が可能となった。またある民間の研究財団が、今年5月の研究の継続と、FFIの保全プログラムの支援のために、最近になってさらにUS$100,000(約10,020,000円:2013年4月10日時点の為替レートUS$1=\100.20)をReeder氏に助成することとなった。

Reeder氏は、「我々が新属のコウモリを発見したことは、この地域がいかに多様性に富み、いかに多くの仕事が残されているかということを示す手掛かりなのです」と付け加えた。「生物多様性を理解し保全することは、いろいろな意味で重要です。ある地域にどの種属が存在しているかを把握すれば、その分管理がうまく出来るようになります。種が失われると、生態系レベルの変化が続いて起こります。この地域は我々が研究を続ける必要がある場所だと確信しています」。

http://www.fauna-flora.org/news/striped-like-a-badger-new-genus-of-bat-identified-in-south-sudan/

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