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2013年7月 7日 (日)

ASMFCが広げるサメ漁フィンニング規制の抜け穴

米国大西洋沿岸州の漁業管理者ら、同地域で二番目の規模で行われているサメ漁について、世界で最も緩いフィンニングのルールを全会一致で承認

翻訳協力:安江 純子、校正協力:堤 美帆子

2013年5月22日 WCS Press Release

2013年5月21日に、Atlantic States Marine Fisheries Commission(ASMFC、大西洋沿岸州海洋漁業委員会)が、かねてから甘いとされていたサメの「フィンニング」(サメのヒレ(フィン)を切り落とし、胴体は海に投棄すること)に関する規制のさらなる緩和案を採択し、世論、諮問機関の勧告および科学的証拠を無視する決定をしたことを、自然保護関係者らが非難している。
新しいルールが採用されれば、smooth dogfish(ホシザメ属の一種)のヒレと死骸の数の比率基準(この種にのみ適用されている実施困難な基準)が倍以上になるため、smooth dogfishや近縁の仲間の近海のサメ類のフィンニングが、監視の網をすり抜ける機会が実質的に増えてしまうこととなる。

Shark Advocates International((仮)シャーク・アドボケイツ・インターナショナル)代表のSonja Fordham氏は、「スペインや台湾などのサメ漁業大国を含めた世界各国が、この破壊的で弁解の余地のない慣習を防ぐため、より厳しいルールを採用しつつある時期に、サメのフィンニング防止を大きく後退させる思慮に欠ける決議がなされました」と言う。「今我々は、東海岸の住民に対し、それぞれの州の代表者にこの無責任な決議を訂正し、一刻も早く厳しいフィンニングのルールを各水域に適用させるよう求めます」。

米国中部大西洋沿岸地域のsmooth dogfishまたはsmoothhoundsと呼ばれるホシザメ属の一種は、漁獲量が2000年から2011年までの間に倍以上になった。このサメは大西洋のサメの中で漁師らが狙う唯一のサメだが、個体数評価や漁獲量の上限がいまだ課されていない。アブラツノザメを除き、米国の大西洋沿岸のサメ類の漁獲量ではsmooth dogfishが最大である。

ヒレの数と死骸の数の比率基準は実施が難しいことで知られている。National Marine Fisheries Service(アメリカ海洋漁業局)は、2008年に比率を用いる方法からフィンニング禁止に最も効果的な方法(ヒレを胴体に付いた状態で水揚げする方法)に切り替えた。米国の奨励により、この「ヒレ付き」ルールを採用する国が増加しつつある。

野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society、WCS)副代表のJohn F. Calvelli氏は、「米国はサメのフィンニング撲滅における世界のリーダー的存在でしたが、今回のサメのフィンニングにかかる州のルール変更により、その役割に疑問が投げかけられることになります」と言う。「ASMFCの決定は、smooth dogfishやその他のサメ類のフィンニング規制に巨大な抜け穴を開けるものです」。

米国で獲れたsmooth dogfishは主に食用肉(フィッシュ・アンド・チップスに使用)とヒレ(ふかひれスープに使用)として輸出される。

保護団体は、例外なくすべての漁場においてサメのフィンニングを防ぐため、「ヒレ付き」ルールの採用を強く求め続けていくことを約束した。

http://www.wcs.org/press/press-releases/shark-finning-loopholes.aspx

 

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