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2013年3月 5日 (火)

アフリカマナティの附属書改正提案

CITES-CoP16にアフリカマナティの附属書改正提案(ベナン、セネガル、シエラレオネ)
翻訳協力:山崎敦子 校正協力:森田猛
A.提案
次に示す理由により、アフリカマナティ( Trichechus senegalensis )をCITES附属書Ⅱから附属書Ⅰに移行する。
a)決議9.24(CoP15で改正) 付記1、A-iおよびv項
野生における個体数が少なく、「野生個体数やその生息域の減少が観察されている、または推定/予測されている」「内的または外的要因により脆弱性が高まっている」とみなされている。
b)決議9.24(CoP15で改正)付記1、C-ⅱ項「生息域の量的および質的な低下、捕獲採取のレベルや方法、内的または外的要因による脆弱性の高まりによって、野生個体数の急激な減少が推測可能または予測可能である。」
2. 概要
アフリカマナティは特徴的な外見を持つ希少種であるため、生息域における狩猟からの保護が早い段階から当局によって行われてきた。この種は1978年以降、IUCN(国際自然保護機構)による絶滅の危機にある生物種のレッドリストにおいて危急種に分類されている(基準A3cd、Powell・Kouadio、2008年)。2013年に再評価が行われる予定である。
この種は沿岸部や河口に生息しており、モーリタニアからアンゴラに至る沿岸部の礁湖や数々の河川の下流域でみられる。マリやニジェール、チャドといった内陸国の河川流域にも遡上する。
カイギュウ目の中では最も研究例が少ない生物であるが、科学的知見が少ないながらも、アフリカ国際湿地保全連合や個人の研究者によりこの10年間に行われた調査から、個体群が継続して減少しているということが明らかとなった。その理由として、生息域面積の大幅な衰退や変質、密猟、ダム建設による水域の分断、種々の汚染、漁業網による混獲やダムバルブ等が挙げられる。(Powell、1966年およびアフリカ国際湿地保全連合、2010年)
この種の生息環境に対する圧迫は、以下の理由により近年警戒レベルに達
している。
*内陸部よりも快適な生活環境を求め、海岸部や河川流域の人口が急増したこと
*人口急増による生息域のかく乱およびそれに伴う生息域の環境変化
*水路システムの管理体制が年ごとに大きく変動したこと種の持続に対する脅威のレベルと傾向をみれば、国家、地域ないし国際的なレベルで協調された効果的な保護が必要であることは今や明らかである。
IUCNによる評価の変遷
2008年:危急種(IUCN、2008年)
2006年:危急種(IUCN、2006年)
1996年:危急種(IUCN、1996年)
1994年:危急種(Groombridge、1994年)
1990年:危急種(IUCN、1990年)
1988年:危急種(IUCN Conservation Monitoring Centre、1988年)
1986年:危急種(IUCN Conservation Monitoring Centre、1986年)
 出典:J. Powell・Kouadio. A、2008年
現在入手しているデータをみると、アフリカマナティは決議9.24に記載されている以下の生物学的判定基準によって絶滅の危機に瀕していることがわかる。
付記1、A- i)および v):野生における個体数が少なく、「野生個体数やその生息域の量的および質的な低下が観察されているか、推測可能または予測可能である。」「内的または外的要因により脆弱性が高まっている」とみなされている。
付記1、C-ⅱ):生息域の量的および質的な低下、捕獲採取のレベルや方法により、野生個体数の急激な減少が推測可能または予測可能である。

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