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2013年2月25日 (月)

アカシュモクザメ・ヒラシュモクザメ・シロシュモクザメの附属書改正提案(後半)

翻訳協力:松岡真由美 校正協力:杉山朝子
6.3.1 食肉
サメの肉は、北イタリアやフランスなどを主な消費国として、特にヨーロッパでは食用にされ、スペインは世界最大の輸出国である(Vannuccini氏 1999)。
シュモクザメには肉の特殊な匂いや苦み、酸味のもととなる尿素濃度がもっとも高く含まれているが、食肉としての輸出入は報告されている。
Lovatelli氏 (1996)によると、ケニアの乾燥塩漬サメ肉は、16キロ単位で、6段階にグレード分けされている。品質ならびに種によってグレードが決まり、グレード1が最高品質で、アフリカ諸国では輸出品として好まれるシュモクザメも含まれている。
Fleming氏とPapageogio氏(1996)はドイツがセイシェルから輸入するシュモクザメ肉の輸入について述べている。種ごとの貿易情報は記録されていないが、Vannuccini氏は、シュモクザメの肉はスペインや日本で好評な食用の輸入肉だと指摘している(1999)。ウルグアイは、ブラジル、スペイン、ドイツ、オランダ、イスラエルにシュモクザメを輸出するとしている(Vannuccini氏 1999)。
6.3.2 ヒレ
シュモクザメのヒレは、そのサイズや鰭条数が多いため国際貿易においては需要が大きい(Rose氏 1996)。日本のヒレガイド(Nakano 氏1999)によると、アカシュモクザメに形態学的に似ているシロシュモクザメのヒレは薄く、胴体よりも背びれが長い三日月型である。シュモクザメの大きな三角形のヒレはより高値で取引されるので、業者はよくひとくくりにされるメジロザメのヒレと区別している。
香港のフカヒレ市場のアセスメントにより中国のさまざまなマーケットカテゴリにシュモクザメ属が含まれていることが明らかになった。シュモクザメ属とは「Bai Chun」、「Gui Chun」、「Gu Pian」、及び一般的に分類される「Chun hi」(アカシュモクザメ とシロシュモクザメがそれぞれおよそ2対1で属する)である。
Abercrombie氏ら(2005)は、取引業者にとってシュモクザメのヒレは、市場において最も価値のあるもののひとつだと述べている。
競売記録の集計によると、市場価格は、加工されていないもので、平均「ヒラシュモクザメ」は1キロ 約11,765円(1ドル=87.15円換算 2013年1月3日付)、「アカシュモクザメ」は1キロ 約8,976円、 「シロシュモクザメ」は1キロ 約7,669円で取引されており、これらの種が優位だということがわかる(Clarke氏 2003)。
Fowler氏とSéret氏(2010)によると、EU諸国のシュモクザメのヒレは、1キロ 約3,151円(1ユーロ=114.59円換算 2013年1月3日付)でアジア向けに取引されている。
同時に、アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメ、シロシュモクザメは、香港のフカヒレ市場のフカヒレのほぼ6%を占めている(Clarke氏ら 2006b)。アカシュモクザメとシロシュモクザメは、ヒレ取引全体の4.4%の割合を占めている。2012年5月のニュースで、台湾の漁業管理機関のサメのヒレのDNA鑑定の結果、台湾省 (中華人民共和国)でアカシュモクザメのヒレが確認されたと発表している。
China.Chapman氏ら(2010)は、ミトコンドリアDNA調節領域(mtCR)配列を利用し香港市場のアカシュモクザメ62頭がどこの起源であるかを確かめた。
そのうち21%は西太平洋に生息しており、この地域のサメは、International Union for the Conservation of Nature/国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧種」に指定されている。
2012年8月にはアメリカのレストランで出されたフカヒレスープにアカシュモクザメとシロシュモクザメのヒレを確認している。
正確な記録がないため、取引されたヒレの重量とサイズ、中国市場における商用データ、DNAとベイズ統計を用い、Clarke氏ら (2006a,b)は、これら種の49,000トンから90,000トンにあたる 130万~270万頭が毎年フカヒレ取引のために漁獲されていると試算した。



http://www.cites.org/eng/cop/16/prop/E-CoP16-Prop-43.pdf

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