絶滅危機にあるサメの保護
翻訳協力:シルバ 泉、校正協力:荒木 和子
2012年6月25日 IUCN News story
「UK(英国)や英国海外領土の海域に棲息している絶滅危機にあるサメは、サメの保護に関する国際協定に署名することで保護を強化することができます。」と英国水産大臣のRichard Benyonは先週発表した。
その協定は、サメの広域保護に取り組むはじめてのものであり、英国と数ある海外領土を代表して Richard Benyonによって署名された。
またそれは移動性生物種の保全に関する条約(ボン条約)にしたがって採択されたものであり、危機が及んでいるウバザメ、バケアオザメ、ジンベイザメを保護するための対策の開発に寄与することとなる。
この国際協定の下、絶滅に瀕するサメに関する水産データの改善に重点的に取り組むことで、保護や管理活動を提案することができる。
絶滅が危惧されているサメの捕獲や取引を制限するいくつかの提案を含め、地域レベル、 国際レベルでのサメの管理や保護措置に対する、より良い調整が期待される。
http://www.iucn.org/news_homepage/all_news_by_theme/species_news/?10243/Protecting-endangered-sharks
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
情報提供ありがとうございました。
サメの種名(英名)の訳についてご連絡します。
原文のlongfin makoは、バケアオザメという種です。アオザメは通常、makoまたはshortfin makoと記します。アオザメは豊富に漁獲されますが、バケアオザメの漁獲は非常に稀です。ご参考まで。
投稿: サメ好き | 2012年10月 1日 (月) 20時48分
貴重なご指摘ありがとうございます。
早速修正します。
投稿: JWCSブログ管理者 | 2012年10月 3日 (水) 16時00分