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2012年9月27日 (木)

霊長類の取引、ジャカルタとパレンバンで依然として活発

2012年7月4日 ProFaunaプレスリリース

翻訳:道本 美穂 校正:中嶌 歩

 インドネシアにおける霊長類の不法取引は、ジャカルタとパレンバン(スマトラ島南部)の2つの大都市で依然として活発に行われている。

 ProFauna Indonesia(プロファウナ・インドネシア)とInternational Primate Protection League(IPPL)(国際霊長類保護連盟)の調査報告書によると、両都市では、毎月多くの霊長類が珍味としての猿肉や猿脳を目的として殺されている。食用としておもに摂取されているのは、カニクイザル (the long-tailed macaqueまたはMacaca fascicularis)だ。猿脳を目的として残酷に殺害されるほか、とくにスローロリス(Nycticebus sp)やフクロテナガザル(Hylobates syndactylus)のような保護対象となっている霊長類は、ペットとしても売買されている。

 パレンバンにおける霊長類の取引の中心は、16 Ilir marketである。このマーケットは規模は小さいながらも、そこではスローロリス、フクロテナガザル、センザンコウ、マメジカ(ネズミジカ)、ワシ、ラングール、カニクイザルなど多くのざまざまな保護動物の売買が横行している。16 Ilir marketの商人はまた、ジャカルタやジョグジャカルタ(ジャワ島中部)などジャワ島の他都市への野生生物の密輸も頻繁に行っている。このマーケットでは1カ月で50匹のスローロリスに買い手がつき、スローロリスが1匹あたり15万IDR(インドネシア・ルピア 1USD=1万IDR、約1200円2012.9.27現在)で取引される。。スローロリスは、パレンバンで売買されているばかりでなく、ジャカルタにも密輸されている。

 パレンバンでは1週間に少なくとも10匹のサルが殺されており、同都市における猿脳の取引は恐るべき状況だ。買い手はおもに、パレンバンの港湾の波止場に船舶をつけている中国、台湾、ベトナム、韓国出身の外国人船員である。一方、猿肉の取引の中心は、ジャカルタのMangga Besar(マンガベサール)Streetである。猿脳料理の価格はパレンバンでは一皿35万IDR(約2800円)、猿のサテ(串焼き)がジャカルタで一皿4万IDR(約300円)である。猿肉や猿脳を食べる人々は、この珍味にはエネルギーの源があり男性のインポテンツ(勃起不全)でさえ治ると信じている。

 プロファウナは、パレンバンとジャカルタにおける霊長類取引の横行に強く抗議している。「霊長類の取引は、生きたものであれ副産物であれ、法や道徳に違反します。とくに法律で保護されている種の取引は明らかな違反です」とプロファウナ・ジャカルタのコーディネーターであるIrma Hermawati氏は話す。そのためプロファウナは、取引に歯止めをかけるよう政府に強く要請している。取引されている霊長類は、野生生物にとって安全な場所であるべき保護地域からの密輸など、野生で捕獲されているとプロファウナは考えているからである。

 生物資源およびその生態系の保全に関する法律(インドネシア共和国法1990年第5号)では、保護対象である動物(スローロリス、ラングール、フクロテナガザルなど)の取引は禁止されており、違反した者は5年の禁固刑と1億ルピア(約79万円)の罰金を科される。またカニクイザルは、同法の対象ではないが、森林法(インドンネシア共和国1999年第41号)により、いかなる者も森林地域から許可なく保護対象ではない野生生物を輸出、持ち出し、輸送することが禁じられている。

http://www.profauna.net/en/press-release/2012/the-primate-trade-in-jakarta-and-palembang-remains-high#.UCItN_bE-e0

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