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2012年9月27日 (木)

アマゾンの鳥がかつてない絶滅の危機に

2012年6月7日 IUCN News story

翻訳協力:丸目多真季  校正協力:小林睦子

 バードライフ・インターナショナルが本日公表した2012年度の IUCN(国際自然保護連合)鳥類版レッド・リスト(Red List of Threatened Species)を見ると、アマゾンに生息する鳥の100種近くに絶滅の危険性がかなり高まっていることがわかる。最新の評価は、アマゾン全域での森林伐採の範囲と形状の予測モデルに基づいて行われた。

 とくに懸念されるのはオナガクロアリドリ(Rio Branco Antbird:学名Cercomacra carbonaria)のように寿命の長い鳥で、この種の鳥にとっては、ごく控えめな森林伐採でさえも重大な脅威となりうる。チャミミカマドドリ(Hoary-throated Spinetail:学名Synallaxis kollari)など、これから数十年のうちに生息地の80%以上を失うとみられる鳥もいて、それらの鳥は絶滅の危険性が最も高い絶滅危惧ⅠA類に分類されている。

 「バードライフは、鳥類対象の政策と保護活動の手引きとなる重要な情報を提供しています。保護活動には確かに効果があります。ただし、鳥と人間が関わる健全な生態系を維持する上で欠かせない、これらの素晴らしい種を保護していくためには、さらに活動を進める必要があります」とIUCNの生物種多様性保護グループのグローバル・ディレクターであるJane Smart氏は語る。

 2012年の改訂では、世界中の鳥類1万種あまりを対象にした4年に1度の全体的な評価見直しが行われている。最新版によると、熱帯の鳥だけでなく北欧の鳥にもまた気がかりな減少が見られる。バルト海のコオリガモ(Long-tailed Duck: 学名Clangula hyemalis)は、この20年間に100万羽以上も姿を消したことから、絶滅危惧Ⅱ類に格上げされた。こうした個体数減少の原因はまだ明らかではないが、ウミガモの一種であるビロードキンクロ(Velvet Scoter 学名:Melanitta fusca)の生息の見通しはさらに悪く、絶滅危惧ⅠB類に分類されている。

 アフリカでは、コシジロハゲワシ(White-backed Vulture:学名Gyps africanus)とマダラハゲワシ(Rueppell's Vulture:学名Gyps rueppellii)の個体数が、生息地の汚染と喪失により急速に減少し、アジアのハゲワシと同じ運命をたどりつつある。この2種は再評価で絶滅危惧ⅠB類に分類された。動物の死骸を食べるハゲワシは食物連鎖の中で重要な役割を果たしているため、その減少が及ぼす影響は大きい。「私たちはこれまで、アマゾンの鳥の多くが直面している絶滅の危険性を軽く見ていました。しかし、最近ブラジルで森林法による規制が緩和されたことを考えると、状況は最近の調査から予測したものよりも悪くなるかもしれません」とバードライフの科学・政策ディレクターのLeon Bennun博士は語る。

 しかし、悪いニュースばかりではない。新しい調査で、ブラジル南東部の沿岸地域に生息する小鳥Restinga Antwren(アリドリ科で和名は未定:学名Formicivora littoralis)は、これまで考えられていたよりも広く分布していることがわかり、絶滅危惧ⅠA類から格下げされた。この鳥は、主な分布地が新しい保護区に認定されたため、今後もさらに安定した生息が見込まれる。また、個体数の回復は見込めないとされていながらも、運命が好転した鳥もいる。かつては世界的な希少種だったラロトンガヒタキ(Raratonga Monarch 学名:Pomarea dimidiata)が、太平洋のクック諸島で個体数を持続的に回復し、絶滅危惧Ⅱ類に格下げされた。集中的な保護――とくにクマネズミのような侵入外来種の捕食動物を駆除する活動――を行ったことがこの鳥を絶滅から救った。今後も継続的な保護が必要とされるものの、現在ラロトンガヒタキの個体数は、最も少なかったころの10倍を上回る約380羽にまで回復している。

 「こうした成功例からは、活動を支える政治的支援と十分な資金があれば、保護活動に携わる人たちと地域社会の尽力で、素晴らしい成果を挙げられるということがわかります。しかし、アマゾンの鳥に絶滅の危険性が高まっているという気がかりな予測から浮かび上がるのは、政府が一刻も早く、十分な資金と管理の行き届いた広域保護区ネットワークを作って、国際公約を果たさなければならないということです」とバードライフのグローバル調査コーディネーターのStuart Butchart博士は語る。

 バードライフ・インターナショナルが認識し、2012年の最新版レッド・リストに掲載している鳥種は合計10,064種。カテゴリー別の数は次のとおりである。絶滅種130、野生絶滅種4、絶滅危惧ⅠA類197、絶滅危惧ⅠB類389、絶滅危惧Ⅱ類727、準絶滅危惧種880、軽度懸念種7,677、情報不足種60。

http://www.iucn.org/news_homepage/?10082/Threat-to-the-Amazons-birds-is-greater-than-ever

 

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