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2012年9月27日 (木)

英国の石油会社、ヴィルンガ国立公園で石油を採掘- SOCOに「国立公園を脅かす企業」の批判

WildlifeExtra

翻訳:大森 康子  校正:中嶌 歩

エドワード湖での耐震試験
 2012年6月 世界遺産監視委員会はヴィルンガ国立公園(Virunga National Park)における石油探査が深刻な被害をもたらす可能性があるため中止すべきであると警告した。WWF、Wildlife Conservation Society(野生生物保全協会)、Fauna & Flora International(国際環境保護団体フォーナ・フローラ・インターナショナル)、Frankfurt Zoological Society(フランクフルト動物学協会)およびLukuru Foundationは委員会の強い姿勢を歓迎し、コンゴ民主共和国政府と石油会社に、警告に従うよう要請している。

 世界遺産委員会は、石油各社による近年の活動に対する懸念を表明し、石油開発は世界遺産委員会の立場と相容れないとの見解を繰り返し述べている。また、同委員会は、年次会合での決定に従い、コンゴ民主共和国に対して、石油探査各社に与えた採掘許可を取り消すよう要請した。

国立公園を脅かすに敵対な企業
 英国の石油会社、SOCO International社は、すでにヴィルンガ国立公園で探査を開始しており、ヴィルンガ国立公園に関する保全状態(State of Conservation)レポートで「国立公園に敵対脅かすな企業」として批判を受けている。世界遺産委員会は、SOCOに与えられた採掘許可は、コンゴ民主共和国の国際公約に相反するものであると訴えている。

 SOCOは、「ヴィルンガ火山群や敷地内の赤道直下の熱帯林にあるマウンテンゴリラの生息地で探査を行うことはない」と主張しているが、自社が採掘権を主張する区画にはゴリラの生息地は含まれないので、いずれにしても掘削できない点を指摘し忘れている。また、アフリカで最も歴史ある国立公園ヴィルンガの敷地の大部分がゴリラ生息地の域外にあるが、他の多くの種にとって非常に貴重な生息地である点を無視した主張である。SOCOはヴィルンガを合法的に採掘可能な領域と考えているようだ。

絶滅危惧種のゴリラ
 現在、ヴィルンガ国立公園の200頭のマウンテンゴリラの生息地は石油採掘権の範囲に含まれていないが、それでもなお、公園の開発はゴリラの安全に悪影響を与える可能性が高い。ゴリラの生息地で直に石油探査が実施されないとしても、探査活動域周辺では、間違いなく二次的な負の影響を受けるだろう。過去の経験から、ヴィルンガでは、違法な土地利用や木炭の生産を目的とした森林伐採、食用野生動物の狩猟といった、天然資源の乱用が急増すると予測している。また、公園内に入る人数が増えることで、ゴリラへの病気の感染機会が増えると危惧されている。

公園警備隊員の刺傷
 SOCOは油田の地図を作成するために、航空測量を開始する計画を発表した。報道によると、今月の初めに公園内にヘリコプターを着陸させたが、着陸許可の問題から、SOCOの警備を務めるコンゴ人の海兵隊員とヴィルンガの公園警備隊員の間で口論となった。目撃者によると、この事件で、公園警備隊員が銃剣で刺傷するにいたった。しかし、SOCOは、この事件はヘリコプターが公園を出発したあとに発生したものだと主張している。

 住民は、エドワード湖で実施されているSOCOの探査活動により、30,000人が生計を立てる漁業域が汚染される可能性があるとの懸念を示している。

Total 社
 公園の掘削権を保有する、もう一つの石油会社、Total(トタル)とSOCOは、世界遺産の敷地では一切掘削活動を行わないと宣誓する他の石油大手に非協力的であると、委員会から勧告を受けた。また、同委員会は、両社が本社を置くそれぞれの国を訪問し、「国内の石油や鉱業の企業が世界遺産に損害を与えることがないように」と念押しした。

1979年にヴィルンガ国立公園は世界遺産に指定された。その独特の景観と、絶滅危惧種のゴリラなどの希少動物で知られている。

エドワード湖
 SOCOは、航空測量のあと、エドワード湖で耐震試験を実施する計画であると伝えた。漁業を営む約50,000の住民が、生活の大部分を同湖に依存している。同社は、耐震試験が湖の生物に影響を与えることはないと主張している。

http://www.wildlifeextra.com/go/news/soco-virunga.html#cr

 

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