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2012年4月30日 (月)

ゾウ肉の売買、中央アフリカでますますゾウの脅威に

2012年2月28日 IUCN News Story

翻訳協力:島田真理子 校正協力:石塚信子

IUCN(The World Conservation Union/国際自然保護連合)のSSC African Elephant Specialist Group(種の保存委員会 アフリカゾウ専門家グループ)およびCITES(ワシントン条約:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)のMonitoring the Illegal Killing of Elephants(MIKE) programme(ゾウ違法捕殺監視システムプログラム)による最新の報告によると、中央アフリカでは、象の肉は象牙よりも高収益が期待できるということである。今後、ゾウの密猟が増加すること防止するためには、ゾウ製品に対する消費者の需要を減少させる必要があり、また、ゾウの狩猟グループに仕事を依頼し資金を提供する人々に対しての法的措置にも焦点を当てるべきである。

コンゴ盆地の4カ国におけるゾウ肉交易の活動の変遷、規模および影響に関する調査によって、ゾウ肉の需要が以前よりも高くなっていることが明らかになった。ゾウ肉の需要は供給を上回っており、都市部ではゾウ肉は高級品であるという認識があるため、他の大部分の動物の肉よりも高価になっている。この需要と潜在する高収益への期待から、ハンターたちは、単に象牙のためだけでなく、密猟に大いに関心を抱いているのである。

幸運なことに、違法なゾウ製品の売買で逮捕されることへの不安があるため、ゾウの死体から最大価値のある部位がすべて、密猟者たちによって持ち去られるということではない。
象牙と少量の肉のみが取られる場合が多いが、ゾウ肉の潜在的価値は象牙をはるかに超えている。成熟した雄のゾウ肉が、5,000米ドル(約41万3900円:1米ドル=82.78円、2012年4月1日現在)にものぼる収益を狩猟グループにもたらすこともあるのだ。象牙ならよほど大きなものでなければそのような高値はつかない。しかし、大きな牙を持つ成熟したゾウ1頭の死体が、1万米ドル(約82万7800円:1米ドル=82.78円、2012年4月1日現在)を超える収益となる可能性もある。法的措置のほんのわずかな緩みが、ハンターたちにより大きなチャンスを与え、密猟の頻度を増やすことにもなり得るのである。

また、報告ではゾウ狩猟における首謀者の重要性も明らかにしている。首謀者は、たいてい政府や軍もしくは財界の有力者で、狩猟グループに装備や資金、多くは武器を供給する。これらの狩猟グループの最大の目的は、象牙を集めることである。首謀者たちが、それらの象牙を転売するのである。このような裕福な人々が狩猟グループに資金を提供しなければ、密猟されるゾウはもっと少なくなるだろう。

ゾウ狩猟に加わる人々が挙げる密猟のおもな理由とは、法的措置の欠如と貧困である。よってこの報告では、これらの点に取り組むことを奨励している。とくに狩猟グループを先導し支援する首謀者たちに法的措置を課すことに、全力を注ぐべきである。これらの首謀者がいなければ、多くのゾウ狩猟は行われないであろうからだ。さらに首謀者たちに雇われている貧しいハンターたちの狩猟への誘因を減らすために、別の生活手段や職業訓練の機会が必要である。

しかし、究極的には、象牙とゾウ肉の需要があるため、ゾウの捕殺が跡を絶たない。もし消費者需要を減らすか、あるいは抹殺することができれば、ゾウ製品の売買は非常に少なくなるか、まったく消滅することになる。その結果、費用がかかり、困難と危険をともなうゾウの狩猟を行う金銭的な誘因は、取り除かれる。教育および市民意識のプログラムを増やし、ゾウ製品を購入することは恥ずべきことであるという認識を広げ、ゾウは保護されるべきであると市民に納得させなければならない。

報告では、中央アフリカにおけるゾウの保護には、総合的な地域開発とCOMFIFAC-CBFP (Commission of Ministers in Charge of Forest in Central Africa - Congo Basin Forest Partnership)によって実行されるべき保護政策が必要であると結論づけている。開発と自然保護政策の両方を結びつけることにより、ゾウ狩猟の誘因と機会を減らすことができる。

http://www.iucn.org/news_homepage/all_news_by_theme/species_news/?9281/Sale-of-Elephant-Meat-Increases-Threat-to-Elephants-in-Central-Africa

 

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