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2012年4月30日 (月)

CITESとFAO、サメの保全と持続可能な利用に関する国際規制措置における妥当性と有効性について、さらなる理解を深める

2012年3月7日 CITES事務局

翻訳協力:山本麻知子   校正協力:神田 美恵

FAO(食糧農業機関)とCITES(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)が共同で開催した国際会議が、イタリアのGenazzano(ジェナツァーノ)で開かれた。そこで議論された「軟骨魚類の保全と持続可能な利用に関する国際規制措置における妥当性と有効性の検証」について、FAOがレポートを公表した。

この国際会議には、世界各国から、さまざまな学問領域で活動している専門家たちが集まった。

おもだった結論の中でも、参加者たちが合意に至ったものは次の通りである。

1・広範囲に分布する種(あるいは種属)に必要な管理措置が確実に適用されるには、国際的な協力体制が重要であること。

2・さもないと、数か国が管理措置を実施したところで、広範囲に分布する種あるいは種属の現状に期待されるような効果はもたらされない可能性があること。市民社会では、さまざまな集団がそれぞれ異なる利害関係を持つので、どのような規制措置にも雑多な反応が返ってくるものである。

3・種の同定ツールの使用方法、データ収集担当者や調査官に関する適切な訓練の実施とともに、国内外の水準におけるサメの健全な管理体制の科学的評価やデータ収集が重要であること。

4・科学的評価の向上に尽力すべきである一方、漁場の生態系研究方法とともに、適応管理や予備管理の研究方法の妥当性についても考慮しなければならないこと。

5・種属の科学的評価や管理へのアドバイスに関して、たとえば「科学的調査」のような漁業とは無関係なソースから得られる情報が非常に重要である。しかしながら、こうしたタイプの調査活動は非常にコストがかかるものである。国際的な援助、協力がなければ、発展途上国の財政状況を超えてしまう可能性があること。

6・適切な漁業管理計画もなく、CITESの付属書の一つにサメのリストを掲載することだけでは、サメの保全を効果的に確保することはできない。したがって、サメの国際取引きを規制するためのCITESの利用は、従来の漁業管理に代わる選択肢というより、むしろ補完的な措置とみなすべきであること。

7・しかしながら、国際取引措置が、正当な条件下で‐‐適切に実施されているならば‐‐持続可能な漁業を保証し、種に関する漁業管理計画の策定や強化の後押しをする際に役立つ、有益な補助的役割を担うことができるということ。

CITESの事務局長であるJohn E. Scanlon氏はこう語る。「この度の国際会議には、さまざまな分野の専門家が多く参加しており、非常に有益なものとなりました。」「世界中のサメやエイ、ガンギエイを持続的に管理する中で直面する深刻な課題に取り組むために、各々の権限の中でCITESとFAOがいかに連携しているかを明確に示すことができたと思います」とつけ加えた。

http://www.cites.org/eng/news/sundry/2012/20120307_fao_report.php

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