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2012年4月30日 (月)

熱帯東太平洋海洋種12%に絶滅の恐れ 

2012年2月23日 IUCN News Story

翻訳協力:立田 智恵子 校正協力:平田 明香

熱帯東太平洋のカリフォルニア湾、パナマ沿岸、コスタリカ、五つの大洋島、群島で調査対象となった海洋種の12%が絶滅の危機に瀕していることが、IUCN(自然保護国際組合)とその協力団体による調査結果で明らかになった。同地域の動植物は主に、魚の乱獲、生息地の消失、エルニーニョ南方振動の被害拡大といった脅威にさらされている。

今週発表されたこの調査報告は、初の絶滅危惧種IUCNレッドリストであり、おもな海洋生物地理区で生息が確認されている全ての沿岸魚、海洋哺乳類、ウミガメ、海鳥、サンゴ、マングローブ、海草が網羅されている。調査分析では、カリフォルニア湾入り口、パナマ・コスタリカ沿岸などの保護活動が最も必要とされている特定地域を特定し、海の生物にとって危険性の高い自然や場所にも言及している。

「ある脅威、または複数の脅威が同時に発生した際の生物の反応を推測するためには、深刻な脅威に対する生物種の脆弱性を理解することが非常に重要です」IUCN海洋生物多様性部隊の研究員で、同調査の主執筆者のBeth Polidoro氏は言う。「熱帯東太平洋の絶滅寸前の生物種やその生存を脅かす脅威の傾向を特定することは地元や地域における海洋生物多様性の保護活動の優先順位づけに役立ちますし、方針の周知にもなります」

近年、世界で少なくとも20の海洋生物種が絶滅し、133を超える地域個体群が同じ道をたどった。1982-1983年に発生したエルニーニョ現象で姿を消したこの地域固有のガラパゴススズメダイ(学名:Azurina eupalama)も同様である。生物種の急激な減少については、多数の大衆魚、珊瑚礁に生息する魚、珊瑚礁、マングローブ、海草に渡る複数の海洋生物グループが文書に記録されている。2種類の海水魚、トトアバ(学名:Totoaba macdonaldi)とイシナギ(学名:Stereolepis gigas)、は絶滅危惧類に挙げられているが、かつては南カリフォルニア、カリフォルニア湾、メキシコ海域でよく見られた。どちらの種も食用として非常に好まれるが、厳しい乱獲に耐える術はほとんどない。それは生存期間が長く、大勢で群れる産卵時期を狙って漁が行われることが多いため再び存続可能な個体数まで増えるチャンスが減るからだ。

「絶滅の危機にある種を保護することは、わたしたちが海の繁栄を守るためにできる、たったひとつの最重要事項です。それで、生命力に溢れた豊かな海に頼っている何百万人もの人々が恩恵を受けるのです」と、コンサベーション・インターナショナルの海洋保護の地域担当責任者で、同調査の共著者であるScott Henderson氏は言う。「この新たな調査は、科学を駆使した画期的な取り組みであり、政府や支援団体が最も援助を必要とする種、場所、問題に保護資金を費やすために必要な情報を提供しています」

調査結果によって保護活動は海洋種とそれらが最も生命の脅かされている地域両方で必要なことが一層明らかになった。たとえば、熱帯太平洋の絶滅の危機にある生物種の生息率が高く、同地域の五つの大洋島と群島の中で政府による全面的な保護が受けられていない東太平洋のクリッパートン島付近に海洋保護地域を設けることは、最優先されるべきだ。パナマ・コスタリカ沿岸の主な魚の生育場所でのマングローブの伐採を制限する法律制定も肝要だ、と同調査は報告している。また、、同地域全体の海洋保護活動を向上させるために、標的になったり、混獲されている魚種のより正確なデータ収集、報告、監視といった項目は真っ先に着手されるべきである。

「熱帯東太平洋における生物種絶滅の危険性を抑えるために取りうる具体的な手段があります」とNatureServeの主任研究員Tom Brooks氏は言う。「たとえば、絶滅に瀕している少数の魚種に対しては、地元と地域レベルで管理を向上させていくべきです。状況を改善することは可能です、それにはまず入手可能な有益なデータを集めて、活用せねばなりません」

http://www.iucn.org/news_homepage/news_by_date/2012/?9248/Twelve-percent-of--marine-species-in-tropical-eastern-Pacific-threatened

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