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2011年11月 3日 (木)

Bluefin Tuna (クロマグロ)の国際取引禁止を求めて

The Center for Biological Diversity 即日発表用 2011年8月10日
連絡先 : Catherine Kilduff、 (415)644-8580

翻訳:兼綱 寿美子  校正:道本 美穂

国際条約に基づく保護により、違法漁獲が減少し、漁獲制限が遵守されるだろう

ワシントン -本日 、The Center for Biological Diversity (生物多様性センター)は、絶滅に瀕している魚、Atlantic bluefin tuna (大西洋クロマグロ)の国境を越えた取引を国際条約により禁止することで、この魚を保護するよう米国に対して要請した。絶滅危惧種に関する主要な国際条約である、the Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora (CITES) (絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、通称ワシントン条約)の附属書Ⅰにクロマグロを掲載することによって、マグロの急激な減少に拍車をかけてきた各国のブラックマーケットを閉鎖できるだろうというのだ。
 
 「クロマグロの減少の原因は違法漁獲であり、クロマグロの健全な生息数レベルを回復しようとするあらゆる試みを台無しにしています。クロマグロを絶滅の危機から引き戻す見込みは、乱獲を減少させるために世界各国がこれまで以上に協力できるかどうかにかかっています。」と、同センターのスタッフであるCatherine Kilduff 弁護士は語った。

 クロマグロをワシントン条約に掲載すれば、 the International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas (大西洋マグロ類保存国際委員会 ICCAT)が求める漁獲制限や漁獲証明制度も遵守されるようになる可能性がある。とはいえ同委員会は、40年以上にわたり、クロマグロの持続不可能なレベルでの食用処理を防ぐことに失敗しているのだが。

 漁獲量の遵守は、大西洋クロマグロの絶滅を防ぐために非常に重要である。なぜなら、the National Marine Fisheries Service (米国海洋水産局)は、6月に、生物多様性センターの請願に対して、この巨大な温血魚であるクロマグロを Endangered Species Act (絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律 )の保護対象としないと判断したのだが、それ以来、リビアの漁船が、違法にクロマグロを捕獲している可能性があるからだ。またイタリア当局は、地中海でのクロマグロを狙った大規模な違法漁獲や密売活動を捜査している。当局は、漁獲証明や取引文書の改ざんを含む、1,000件以上の違反を発見したという。

 「残念なことに、多くの人がクロマグロを、差し迫って助けが必要な絶滅に瀕した海洋魚種としてよりも、高価な寿司ネタとして考えているのです。」と、Kilduff氏は言う。「この雄大な魚種の将来を脅かしている乱獲の蔓延を阻止するために、どうしても取引制限が必要なのです。」

 次回のワシントン条約の締結国会議は、2013年に開催される。2010年3月に開催された直近の会議では、大西洋クロマグロの掲載提案は、米国の支持にもかかわらず、投票の結果、圧倒的多数で否決された。伝えられるところでは、日本の代表団が、各国をクロマグロの取引禁止に反対の立場に誘導するため、投票前夜のパーティーでクロマグロの寿司をふるまったようだ。その翌月、最高級の西大西洋クロマグロの産卵シーズン中に、メキシコ湾原油流出事故が起きた。二年が経ち、原油流出の影響がもっとよく理解されれば、米国海洋水産局は、大西洋クロマグロを絶滅危惧種または絶滅のおそれがある種として掲載するかどうか、再考することになるだろう。

 西大西洋クロマグロは、大西洋を横断することはないが、メキシコ湾の生育地域から、ニューイングランド沖の豊富な餌場へ移動する。一方、地中海のクロマグロは、生後1年で早くも、わずか数週間で大西洋を横断する。ヨーロッパでの乱獲によって、米国の海域にたどり着く地中海マグロが減ることになるのだ。

 1970年以来、西大西洋クロマグロは、乱獲のため70%以上も減少した。クロマグロの減少に対して、生物多様性センターは昨年、クロマグロの不買キャンペーンを全米で開始した(詳細については、bluefinboycott.org を参照)。25,000人以上が同センターの不買キャンペーンに参加し、クロマグロを提供しているレストランでは食事をしないと約束した。また、魚介類や寿司レストランのシェフや経営者数十人も、クロマグロを販売しないと約束している。

大西洋クロマグロを守るための生物多様性センターのキャンペーンに関する詳細は、こちらのホームページを参照。
 http://www.biologicaldiversity.org/species/fish/Atlantic_bluefin_tuna/index.html.

生物多様性センターとは、320,000人以上のメンバーとオンライン活動家からなる、米国の非営利環境保護団体であり、絶滅危惧種や野生の土地の保護に向けた活動を行っている。

原文
http://www.biologicaldiversity.org/news/press_releases/2011/atlantic-bluefin-tuna-09-10-2011.html

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