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2011年11月 2日 (水)

米国石油会社、28羽の鳥の死で告訴へ。風力発電所での40万羽の死は黙認

2011年9月 Wildlife Extra
翻訳協力:大森 康子    校正協力:宮原小絵


風力発電所で40万羽の鳥が死んだ。なぜ告訴されないのか?

 石油会社7社が、28羽の渡り鳥の死について米国の渡り鳥保護条約(Migratory Bird Treaty Act)違反で告訴された。

 今年の5月と6月に起きた石油関連のこの鳥の死には、12種の鳥が含まれる。法が定める最高刑は、連邦刑務所における6か月間の禁固と$1万5,000(約115万5,000円:$1=約77円、2011年10月7日現在)の罰金である。この事件の審問は今月末にノースダコタ州で行われる予定だ。

廃油ピットで死んだ鳥

 鳥は、ノースダコタ州の同7社が所有する石油ガス採掘施設に付属する廃油ピットに降り立ったために死んだ。廃油ピットを池だと思い込んで降り立ち、石油に汚染されたのだ。鳥は中毒になり、その結果溺れる可能性がある。裁判記録によると、7社すべてが、以前に同様の違反行為で告訴されている。

 廃油ピットで死んだ鳥のほとんどは、マガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ミカヅキシマアジなどの水鳥だった。

 連邦検事のTim Purdon氏は次のように述べている。「ノースダコタ州の石油産出地域で操業する企業が渡り鳥保護条約に違反しているという疑惑は、狩猟や漁に適した豊かな自然遺産の保護に関心の高い人々にとっても、野生生物を保護する法律に従おうと懸命に取り組む企業にとっても厄介な問題でしょう」。

風力発電所で死ぬ鳥は年間40万羽

 「ノースダコタ州では、自然を保護する法律を施行し、法に従う企業には経済機会を均等に提供するよう努めています」。

 米国を代表する鳥類保護団体であるアメリカ鳥類保護協会(ABC:American Bird Conservancy)は、今回の告訴を歓迎する一方で、風力発電業界は、年間40万羽を超える鳥の死に対する責任があるにも関わらず、1件の告訴も受けていないと報告している。

 ABCのGeorge Fenwick会長は次のように述べている。「魚類野生動物保護局(FWS :Fish and Wildlife Service)と司法省に、このような事件に対して、是非、法を執行していただきたいのです。廃油ピットが鳥にとって危険であることは周知の事実であり、鳥の死の予防策も簡単に実施できることです」。

「あたかも二重基準が適用されているようです」

 「一方で、風力発電所の経営者に対して同様の告訴が行われていないのは不思議です。毎年、風力タービンで、ワシ、タカ、鳴禽など数十万羽の鳥が命を落としているにも関わらず、経営者は告発を免れています。これでは、あたかも二重基準が適用されているようです」。

 FWSの推定によると、2009年に風力タービンに巻き込まれて死んだ鳥は約44万羽にのぼる。風力発電所の立地や操業の方法が大幅に変更されない限り、国の意欲的な風力発電プロジェクトにより、こうした鳥の死は今後数年間で大幅に増加するだろう。

 調査によると、カリフォルニア州のある風力発電所では、2,000羽を超えるワシのほか数千羽の鳥が死んだことが推定されるが、これまでに、鳥類を保護する連邦法に違反した罪で告訴されたことはない。FWSは、現在、風力発電所の立地や操業に関する任意の(非強制的な)指針の制定を検討している。

原文 http://www.wildlifeextra.com/go/news/bird-death-prosecution.html

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