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2011年10月17日 (月)

ヴィルンガ国立公園から連れ去られた赤ちゃんゴリラを保護

WILDLIFE EXTRA.com 2011年8月


翻訳協力:山田尚子  校正協力:豊田実紗

密猟者の手から仲間たちのもとへ
 2011年8月、コンゴ民主共和国との国境付近にあるルワンダの町ギセニ(Gisenyi)で、マウンテンゴリラの赤ちゃんが保護された。警察はゴリラを保持していたコンゴ人1人を密猟の疑いで逮捕、また、密猟を幇助した疑いで2人のルワンダ人を逮捕した。逮捕された密猟者によると、ゴリラを捕獲した場所はヴィルンガ国立公園のブキマ(Bukima)地区付近であった。この地域は絶滅危惧種であるマウンテンゴリラの生息地である。彼らがゴリラを拘束していたのは約6日間で、バナナやサトウキビを餌として与えていた。その後、ルワンダへ密輸するつもりだったという。

推定年齢は8カ月
 ヴィルンガ国立公園の協力団体であるマウンテンゴリラ獣医プロジェクト(Mountain Gorilla Veterinarian Project, or MGVP)の獣医によると、赤ちゃんゴリラの推定年齢は生後8カ月であり、今後はキニギ(Kinigi)の療養施設に送られ、総合的な健康チェックが行われる予定である。ひどい咳と鼻水の症状がみられるものの、健康な状態であるという。

保護対策の強化
 「今回ルワンダ警察は、赤ちゃんゴリラの救出と密猟者の逮捕という、非常に素晴らしい功績をあげてくれました。にもかかわらず、こうした事件は受け入れがたいものであり、非常に憂慮すべきものです。また、私たちレンジャーが直面している抑圧がいかに甚大なものであるかを反映しています。すなわち、今年になって保護活動に関わるレンジャー11名が命を落としています。私たちは、仕掛けわなの除去活動、反密猟対策の強化、地元コミュニティーとの連携強化などを図り、保護対策強化のため懸命の努力を続けています」と、ヴィルンガ国立公園の管理責任者であるEmmanuel de Merode氏は述べた。

 ルワンダ警察は、拘束されていたゴリラの元の居場所がわからなかったため、密猟者の逮捕後に火山国立公園の管理者Warden Prosper Uwingeli氏に連絡を入れた。すぐにMGVPの獣医が呼ばれ、ギセニの現場に午後10時ごろ到着した。

 「私たちが中に入ると、密猟者の一人が、赤ちゃんゴリラのすぐそばでくしゃみをしている場面に出くわしました。ゴリラはベッドの上でボールのようにギュッと丸まって眠っていました。」と、獣医のJan Ramer氏は述べた。「これから30日間の検疫期間を経たのち、ヴィルンガ国立公園のセンクウェクウェ(Senkwekwe)養護施設に預けられます。ここにはMiasha、Kaboko、Ndeze、Ndakasiという、同じように親とはぐれてしまったゴリラたちがいます。この子に関しては慎重に対応していますが、見通しは明るいですね。まだ緊張していますが、徐々に人に慣れてきているし、食欲もありますから。順調に回復していくでしょう。」

 ヴィルンガ国立公園はアフリカ最古の国立公園で(1925年創設)、1979年には、UNESCOの世界遺産に登録された。ここには200頭のマウンテンゴリラと、ごく少数であるがイースタンローランドゴリラが生息している。以前はアルバート国立公園と呼ばれていたこの公園は、コンゴ民主共和国の東部に位置し、敷地面積は7,800平方キロメートルにおよぶ。公園の管理はコンゴ自然保護協会(The Congolese Institute for the Conservation of Nature, the Institut Congolais pour la Conservation de la Nature, or ICCN)が行っている。


 マウンテンゴリラは絶滅の危機に瀕しており、生息数は世界で約790頭、うち約480頭がヴィルンガ火山保護区(コンゴ民主共和国、ルワンダ、ウガンダの3国にまたがる地域)に、306頭がウガンダのブウィンディ原生国立公園に生息している。2010年春に行われた調査によると、ヴィルンガ国立公園も一部をなすこの3国にまたがる原生林に生息するマウンテンゴリラの数は、過去7年間で26.3%増、年間の平均増加率は3.7%であるという。


 ICCNとそのレンジャーは、密猟者、反乱軍、不法鉱山労働者および不法侵攻などの脅威から国立公園およびそこに生息する野生動物を保護する目的で、全域で活動している。だが、コンゴ民主共和国東部にある5つの国立公園で保護活動を行っているレンジャーのうち、過去10年間で140名を超えるレンジャーが殺害されている。レンジャーたちは賃金もほとんど支払われない環境下で、内戦のさなかも活動を続けていた。

http://www.wildlifeextra.com/go/news/baby-gorilla018.html#cr

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