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2011年10月11日 (火)

CITES 第61回常設委員会 ゾウ・サイの密猟を討議

2011年8月19日 CITES Press Releases 

翻訳協力:木南 誠、校正協力:松崎 由美子

CITES常設委員会、アフリカゾウ基金(African Elephant Fund )を開設。
専門家らもサイの角の違法取引に対抗する革新的アプローチを勧告。

 ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora : CITES)の第61回常設委員会は、ゾウ、サイ、ヘビ、その他の種の存続を確実にするための重要な決定を行って、本日閉会した。この会議には、締約国のオブサーバー、政府間組織、財界、野生生物保護や国際間取引を専門とする非政府団体など、世界中からの参加者約300名が出席した。

●ゾウ

 アフリカゾウ行動計画(African Elephant Action Plan)実施のためのマルチドナー技術協力信託基金が、本年早々から行われた十全な協議と全ての手続きを終えて、今週開設された。オランダ、ドイツ、フランスはすでに新設の基金に貢献しており、その他の援助を期待されている国々への参加の働き掛けが行われた。

「ドナー国はアフリカの差し迫ったニーズを理解し、アフリカゾウ行動計画の実施を支援してくれるものと期待しています。目標は今後3年間に76億円(1米ドル=76円 10月6日現在)を調達して、法の執行能力を向上させ、アフリカゾウの個体群の長期存続を図ることです」とCITES事務局長のJohn E. Scanlon氏は語った。

 常設委員会は非公開会議において、アフリカ・アジアゾウに関する最新の知見や、密猟の程度、象牙の違法取引について考察した。CITESのゾウ違法捕殺監視システム(Monitoring the Illegal Killing of Elephant:MIKE)やIUCN(国際自然保護連合)やTRAFFICは、ゾウの密猟は2002年以降2010年が最も多く、中央アフリカが最も懸念される地域であるという公式報告書を作成しており、非公開会議のメンバーはこの報告について討議した。分析結果から、貧困と脆弱な統治体制が中国からの需要の増大とともにゾウの密猟に拍車をかけていることも明らかになった。常設委員会はタイに対して、象牙の内国貿易の規制と違法取引に対する取り組みについての進捗状況を次回の会議で報告するよう要請した。最終的にガボンとソマリアに対する取引一時停止措置はそのまま続けられる見込みである。

●サイ

 サイの密猟とその角の違法取引の現状は「制御不能に近い」と述べる代表団もおり、常設委員会も、革新的な方法を必要とする主要な課題としてとらえている。専門家グループはこの課題に関して、サイの生息国と輸入国での進捗状況を詳しく調査する予定である。南アフリカ政府が提出した報告によると、174頭のサイが2011年の上半期だけで違法に殺されている。南アフリカの密猟の被害レベルは近年劇的に悪化している。密猟されたサイは2007年には13頭、2008年に83頭、 2009年に122頭、2010年には330頭に上った。 2011年1月以降、南アフリカでは122人が密猟の容疑で逮捕されており、その内60人がクルーガー国立公園(Kruger National Park)で捕まっている。この国立公園は保護地区に指定されているが最も甚大な被害を蒙っている。

 サイは全ての個体群で密猟の被害を受けており、とりわけコンゴ民主共和国、インド、モザンビーク、ネパール、南アフリカ、ジンバブエで被害が顕著である。サイの密猟を裏で駆り立てていると見られるサイの角の違法取引は、不正な申請書でCITESの許可を取り、合法的なトロフィーハンティングを悪用し、南アフリカから極東アジアへの角の運び屋を使うことで成り立っている。

●木材

 アマゾン流域からもたらされるマホガニー材の由来に関するペルーの調査の進捗状況についても検討され、木材の伐採が持続可能であり取引が合法であることを保証する信頼性のある木材認証システムを構築したペルーの努力が評価された。グアテマラ、ボリビア、メキシコは高級木材の三大輸出国である。ボリビアは木材の輸出を自主的に一時見合わせることを決定し、2011年下半期に実施すると会議で発表した。

●海洋

 国際海域の海産種の輸入に対する新ルールも検討され、野生生物保護のための規制の実施と貧困地域での生活との関係が考察された。今後、国際間の野生生物取引をさらに効率よく規制できる方法として電子許可申請システム(e-permitting systems)についても議論された。

CITES の常設委員会は、175のCITESメンバー国により3年ごとに開催される会議までの間、34,000種以上の動植物の国際取引に関する規制が履行されているかを監督する。

公式文書と他の情報については
   http://www.cites.org/eng/com/SC/

委員会メンバーのリストについては 
  http://www.cites.org/eng/com/SC/member.php

http://www.cites.org/eng/news/press/2011/20110819_SC61.php

 

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