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2011年5月 1日 (日)

よりよい道を探る エクアドル

2011年2月28日|IUCN News story

翻訳協力:岡崎夏子  校正協力:クロス広子

地球上で最も生物学的に豊かな土地にて、現地の野生生物を脅やかす違法野生生物肉取引からの収入に代わる道を人々に提供するため、IUCN(国際自然保護連合)の協力団体が活動している。

エクアドルのthe Yasuni Biosphere Reserve  (YBR) (ヤスニ生物圏保護区)は地球上で最も多様に生物が存在する場所の一つである。保護区の中心にあるYasuni National Park  (ヤスニ国立公園)はエクアドル最大規模の保護指定地域であり、Napo Tropical Moist Forest  (ナポ湿性熱帯林)やアマゾン上流域の多数の河川をその中に有する。この森林では1ヘクタールの範囲内に655種を超える樹木が生息し、その数は北米全体に生息する樹木種よりも多いのである。

重圧に苦しむ土地 

ヤスニは、そこに暮らす多くの先住民によって文化的に豊かな地域でもある。しかしさまざまな理由からこの保護区の優れた特質は逼迫している。石油の抽出、生態系の破壊、人口の増加、都市の拡大、そして体制の脆弱さなどがその要因である。

「野生肉」、つまり野生生物から採られる食用肉の販売も小型の野豚のようなpeccaries (ペッカリー)等の在来種に脅威を与えている。エクアドルでは法律上、野生生物の肉の販売を禁じているが、同時に地方居住者の必要最小限の狩猟権を容認している。

しかし必要最低限と容認されているヤスニ国立公園の野生生物は商業目的で大規模に乱獲されている。野生生物の肉は、年間10トンにも上る野生生物肉を取引しているPompeya (ポンペヤ)地区をおもなハブ地点として、アマゾンの都市に拡大する市場への参入を確立している。

食の保障への脅威 

大型哺乳類の販売は保護区及び「持続的利用可能」区の内、及びその境界域での哺乳類の個体数を減少させ、現地の人々が自然資源をうまく維持する方法を制限している。自らの主たるタンパク源を売りに出すということもまた、現地の食の保障に影響を及ぼしている。

この問題に取り組むため、Spanish International Cooperation Agency for Developmentの資金援助のもと、野生生物取引監視ネットワークであるIUCN/TRAFFICが舵を取り、ヤスニにおける違法野生生物取引の縮小を目的としたプロジェクトが進行している。活動はIUCNの会員であるFundacion Naturaとthe Randi Randi Group Corporationの2つの団体によって実施されており、彼らは自然資源を維持しながら利用する成功の鍵は女性の参加だと、その必要性を強調する。

相互信頼

 
調査から、この地域での大型哺乳類の狩猟はおもにHuaorani(フアオラニ)族によるものだとわかっている。信頼関係と共通目標を築き上げる最初の山を越え、現在はthe Association of Huaorani Women of the Ecuadorian Amazon (AMWAE)がフアオラニ地区でプロジェクトを担っている。プロジェクトは保護区内の二地域にある9つのコミュニティで進行しており、そこには70世帯以上が暮らし、その面積は200,000ヘクタールもの森林を占める。AMWAEは狩猟に関する規定を制定するために必要な協議や土地管理及び基盤作りの地域教育を行ってきた。

フェア・トレード

 
継続可能な生産活動はエクアドルの『目玉』輸出品の1つでもある香り高き在来種のココア栽培などを発展させてきた。この第一歩は、アマゾンの農業生物多様性、つまり在来の動植物を食糧として栽培し育てることを強化すること、そして先住民社会の対等処遇を保障するフェア・トレードを推進させる、これらの2つの目的が共存する幅広い取り組みの一部である。

槍や吹き矢などの狩猟道具を商品として、AMWAEの経営する店で手工芸品として販売し、狩猟民の支援資金を作る計画がある。この計画は野生肉の違法販売から得ることのできる収入に匹敵するレベルの利益を生むであろう。

未だ長い道のりではあるが、この新しい打開策の導入により、変化に向けたより包括的な活動とロードマップの土台は固められたのである。

原文 http://www.iucn.org/what/tpas/biodiversity/resources/news/?7043/Finding-a-better-way

NPO法人 野生生物保全論研究会のHP http://www.jwcs.org/

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