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2011年5月 1日 (日)

未来への架け橋/ゾウの未来の存続のために

ATE(Amboseli Trust for Elephants ― アンボセリでゾウの保護活動を行う非営利団体)ニュース  

2011年2月 Harvey Croze

翻訳協力:松岡 真由美  校正協力:神田美恵

ケニア南部に位置するAmboseli(アンボセリ)の生態系が危機に瀕している。古くからのマサイ族の共有地が、個人の保有地へと急速に分割され、農耕作業や家畜の飼育に適さないこれらの土地は、往々にして、目先の利益を目的としたホテル開発業者などに売られている。法的な強制力のある土地利用計画もないまま、すでにコンクリートの巨大な建物が生態系を破壊し、保護区(the park)との境界を超え、広範囲にわたってゾウのコリドー(移動回廊)をふさいでいるのである。

マサイ族は厳しい選択を迫られている。不動産の権利証が保証する将来の安定した生活を手に入れたいのか、そのために、これまで代々継承してきた土地を手放さねばならないのか、板ばさみになっているである。

他の選択肢もある。
The African Wildlife Foundationような見識のある非政府機関や、the Maasailand Preservation Trust、 Maasai Wilderness Conservation Trustのような環境に配慮した企業の助力があれば、マサイ族の土地所有者は、自らの土地を囲いのない委託地域として共同管理することが可能となる。野生動物が自由に往来でき、家畜の放牧が管理されると、たった一つ環境に優しい観光用ロッジを建てるだけで、その地域全体に利益がもたらされるのである。

ATEは現在、それらの取り組みをサポートすべく、3つの方法をあげている。

1.生態系におけるゾウの年間の移動距離を通して、コリドーや自然環境保全のための地役権の必要性について明確なイメージを確立するため、保護区(the park)の境界外に及ぶ広範囲でのゾウの主要な動きや生息地の占有率に関するデータを集める。

Vicky & VA Family (2008-09)

データの収集方法として、衛星や無線通信(GSM)追跡用の首輪を特定の群れの、それぞれのゾウに取り付けて、ある一定期間におけるコリドーの境界を調査するプログラムを活性化させる。

また、マサイ族の若者達を訓練し、Maasai Elephant Scoutsを育成し、3つの任務を与えている。
この任務とは、ゾウの生息地の占有率と利用の仕方に関するデータ提供、生態系内でのトラブル発生時、早い段階での警告発信(密猟者、人間との争いなど)、地域でゾウの親善大使としての役割を担うことの3点である。

2.保護区(the park)内外のコリドーの使用、人間への反応、ダムや掘削孔などの設備保護におけるゾウの行動特性、環境に配慮した企業周辺のゾウの扱い方に関する成功事例等について、専門的な知識をThe Kenya wildlife service(ケニア野生生物公社)や企業へ提供する。

そのためには、40年にわたる調査によって解明されたゾウの習性や個々の群れが望むことについての深い理解が、ゾウの欲求や反応を推測し、予測するという比類なき知識ベースとして役立つのである。

3.マサイ族のコミュニティに参加し、ゾウの居場所について協議する

我らが誇る現場チームは、過去のニュースレターにも登場したマサイ族のメンバー(Solia, Katito, Norah and Ntawuasa)で構成されているため、地域の人々との直接対話により、彼らの関心事を聞き出し、反応を理解することができる。また、当チームはこうした対話だけではなく、援助側の資金提供による娯楽活動も運営している。Maasai Elephant Scoutsの指導も行っており、雇用を生み出して、地域の人々との友好関係をより一層育んでいる。

これら全ての情報が、ゾウと土地活用に関する「生態系の包括的概要」として結集されると、高額寄付者を募るキャンペーンを始める有効な手立てとなり、その結果、土地を確保して環境に配慮した企業を誘致することが可能となるのである。

もちろん、あなたにも出来ることがある。
我々ATEの存続のためにも、ゾウの持続的な保護を考えてほしい。そして、高額の資金提供が可能ならば、生態系の未来に現実的な変化をもたらす事業にその援助を直接役立てる手助けをさせて欲しいのである

原文
http://archive.constantcontact.com/fs095/1103441313201/archive/1104536120952.html

NPO法人 野生生物保全論研究会のHP http://www.jwcs.org/

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