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2011年5月 1日 (日)

おとり捜査により在リッチモンド市(カナダ)企業のトラの部位取引が明らかに

2011年3月18日 ザ・プロヴィンス紙  Suzanne Fournier記

翻訳協力:鈴木 恵美子、校正協力:クロス 広子

バンクーバーのおとり捜査を行うビジネスジャーナリストは、リッチモンド市の企業が中国人顧客に販売する目的で”絶滅危惧種”の動物の部位を入手しようとしているとして、同社を陥れ、告発した。

ブリティッシュコロンビア州政府は、ザ・プロヴィンス紙の秘密捜査に続き、捜査を開始した。ザ・プロヴィンス紙の調査では、リッチモンド市を拠点とする企業が中国在住の顧客向けに、”カナダの絶滅危惧種”の毛皮に加え、”飼育された”トラの毛皮や骨の購入を試みていることを示していた。

カナダ・アジア・ビジネスネットワーク(The Canada to Asia Business Network)の関係者は、はじめは動物取引の関与を否定したが、ザ・プロヴィンス紙側が入手したメールやビデオ証言に直面し、動物取引ビジネスの法的見地について弁護士に助言を求める、と述べた。

CABN社はトラの部位の輸出や、カナダの絶滅危惧種動物の毛皮の購入は違法であることを知らなかった、と述べ、「私たちは違法取引はし得ません。私たちは合法的な会社との取引を望んでいます、と私は言いました。」とプロジェクトマネージャーDebbie Wang氏は述べた。

「それが法律に反するかどうかはまったく分かりませんでした。」とWang氏は言った。

バンクーバー市を拠点とするビジネスジャーナリストMarc Davis氏はCABN社に対してメールで行った6週間に及ぶ秘密調査の詳細をザ・プロヴィンスに提供した。そのなかでDavis氏はCABN社がトラの毛皮や体の部位、絶滅危惧種のカナダの動物の購入を検討していたことを発見した。

2月、動物保護に関心を持っているDavis氏を知る鉱業アナリストが、CABN社の”毛皮商品の納入業者”向けの広告をDavis氏に渡した。

Davis氏はCABN社に絶滅危惧種動物やトラの毛皮を購入希望であるかをメールでたずねた。

CABN社関係者はDavis氏に、長期的な大量の外来種かつ絶滅危惧種動物の中国への供給ルートを確立したいのだと、明らかにした。

CABN社プロジェクトマネージャーCindy Dong氏は2月23日のメールに以下のように書いている。「顧客はカナダの絶滅危惧種のリストを含め、異なるタイプの大型野生動物の毛皮を探しています。オットセイは彼が求めているものよりも少し小さすぎるようです。」

その後、ザ・プロヴィンスはDavis氏とCABN社のプロジェクトマネージャーDebbie Wang氏との電話での会話をビデオに収録した。

テープの中でWang氏は、とにかく大量な絶滅危惧種動物の毛並の整った部分の毛皮に加えて、特にトラの毛皮、四肢、骨、トラの陰茎骨を要求しているかのように聞こえた。

「私たちは肉はいりません。ただ毛皮と骨。しかしフロア用の羊のマットのような、きれいなものが良いのです」とWang氏は言った。

絶滅した東カナダのクーガーの生皮を購入することについて、それがどのくらいの価格であるかとWang氏は懸念していた。

CABN社は「合法的に経営されている会社」との取引を希望していたと彼女は強調した。

中国は巨大な急成長市場であるとともに、世界中の動物の不正取引は推定して100億ドルビジネスであるのだが、Wang氏は絶滅したイースタンクーガーの毛皮に$300(24,759円:  1カナダドル=82.53円 2011年4月19日現在)支払うことをためらい、中国の顧客に確認すると言った。

「実はトラ5頭では十分ではありません。」沿道にあるとした架空の動物園のオーナーが飼育しているトラをCABN社に販売するために殺害するかもしれないという提案に対してWang氏はメールでそう返信していた。

トラや絶滅危惧種を売買することはブリティッシュコロンビア州、国内および国際法令で禁止されているにも関わらず、CABN社はオリジナル広告やDavis氏宛てのメールの中で、同社は「カナダ国内で合法的に経営されている会社と取引を希望します」と強調していた。

今週リッチモンド市の会議室において、CABN社代表Tommy Yuan氏、Wang氏、ビジネス開発マネージャーKristy Guan氏がCABN社はカナダと中国間投資家の”仲介役”となる”専門店”開催イベントについて喜んで語った。しかし、CABN社が行っている盛況な公明正大の輸出入ビジネスに加え、動物の部位の売買に関してザ・プロヴィンス紙側が質問すると、険悪なムードに一変した。

「私たちは仏教徒です。私たちは動物を殺害するようなことはありません」とWang氏は主張した。

「私たちが中国の顧客と取引をして、あたかも動物の部位を提供しているかのように見せるため、新聞記事ででっち上げているだけでしょう」とYuan氏は非難した。

その後、ザ・プロヴィンス紙は動物取引について協議されているCABN社のメールを所有していることをCABN社関係者3名に明らかにした。Wang氏は動物取引について電話で協議したその日にビデオテープが収録されたことを聞かされた。

その証拠を突きつけられ、CABN社の関係者たちはまた態度を変えた。

CABN社はトラの部位の輸出や、絶滅危惧種動物の毛皮の購入を勧めることが違法であるとは知らなかったと述べ、「私たちは違法取引を全く行っておりません。私たちは合法的な会社との取引を望んでいたと私は言いました。」とWang氏は述べた。

「私はそれが法に反することだとは知りませんでした」とWang氏は言った。

そして、Guan氏は、CABN社は弁護士の助言を求めるとしてミーティングを終了した。

「この問題は今や環境省による調査対象のためコメントは出来ません」と天然資源事業省のスポークスマンであるMatt Gordon氏は言った。

イギリス出身で元ザ・プロヴィンスのリポーターであったDavis氏は、外来種や絶滅危惧種動物の販売取引は「本当に卑劣なことです」と述べ、そして、あらゆる調査や活動に協力することを申し出た。

CABN社のつややかなパンフレットでは、ブリティッシュコロンビア州政府のロゴを誇らしげに示し、サリー州やバンクーバー商務省、オンタリオ地方、サイモンフレイザー大学や商事改善協会を引用している。

CABN社関係者は、カナダと中国間で行われた動物取引によりどれ程の資金を得たかについて明らかにすることを拒否した。

「これはアジアの市場、とくに中国との恐ろしいビジネスだ。催淫薬のために、熊の胆嚢、熊の手足のスープ、トラの陰茎骨を欲しがるだけでなく、今やカナダの絶滅危惧種にまで莫大なお金を払いたがるんです。」とバンクーバーの動物権利の活動家Brian Vincent氏は言った。

カリフォルニアの団体Big Wildlifeと共に活動するVincent氏によると、数十億ドル規模の外来種国際取引は、まもなくトラのように絶滅種の象徴として宣告されるだろう。

合法的に捕獲されたカナダの動物を入手する機会も含め、外来動物の不正取引は財政誘因として密猟と不正輸出を助長するだけだ、とVincent氏は警告した。

「ブリティッシュコロンビアの人々は当然、私たちの大切な動物が殺されて中国に売られることに恐怖を表しています。」

カナダ環境省は、過去にリッチモンドにおける複数の東洋医薬の卸販売業者がアフリカ象、猿や鰐の身体部位を所持したとして積極的にに追跡している。この取引は絶滅のおそれのある野生動物種の国際取引に関する条約(ワシントン条約/CITES)に違反すると見なされる。

何万、何千ドルもの罰金が課せされ、徴収された。

Federal wildlife 役員 Joel Rose氏は、オタワ市からのインタビューの中でトラの商用取引はWAPPRITTA(the Wild Animal Plant Protection and Regulation, International and Interprovincial Trade Act)で知られる、国際及び州間取引における野生動物と植物の保護 と 規制 によって禁止されていると述べた。

カナダでは、WAPPRITTAに対する違法行為は、最大$300,000(24,759,000円)の罰金、もしくは、5年未満の禁固刑または両方の罪に問われる。

カナダでは、熊種や狼の狩猟は合法とされているが、企業は出所が合法な業者からの購入とカナダから輸出許可書の取得することが義務付けられている。その許可は特別な商用取引に関しては否認されることがある。

5,000以上の種類の動物種、亜種や個体群、そして、29,000の植物種や亜種や個体群がワシントン条約のリストに掲載されている。

外来種、先住種の動物の部位は、ブリティッシュコロンビア州を拠点とした企業が輸出を試みていると知らされたRose氏は「もちろん、我々は調査、起訴を進め、取引詳細の情報提供を依頼したいと考えています。」と返答した。

ブリティッシュコロンビアは、2009年に1,256の外来種の所有を禁じる法律を可決させた。

その法律は現存の外来動物やペットに関して新法令の適用を除外したが、それらの種を繁殖させることを禁じ、それにより収益性の要因は減少した。

「私はこの会社が外来種や絶滅のおそれのある動物を好んで不正取引するように見えたことにただ恐怖に感じました。」CABN社に架空の動物園からの5頭のトラの購入についてコンタクトしたDavis氏 は言った。

「私自身、ほとんどの野生生物が数年前に消滅してしまった国からの移民ですが、カナダにはまだまだ多くの野生生物が残っていることが、この国のすばらしいところのひとつであり、カナダの人々がその点をとても重んじています。」

CABN社は「販売に関する契約関係が構築されたら、定期的に多量に注文します」とDavis氏に約束した。

連邦政府や地方当局は、外来種や禁止されている動物のブリティッシュコロンビア州から中国への不正取引を積極的に調査することを明言した。

http://www.theprovince.com/technology/Undercover+investigation+reveals+Richmond+firm+tiger+parts+trade/4461071/story.html

 

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