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2011年5月 1日 (日)

アンボセリのゾウからの便り 2009年の干ばつ

Amboseli Trust for Elephants(ATE)のニュース

翻訳協力:中嶌 歩 翻訳協力:松崎由美子

2009年アンボセリのゾウやその他の野生生物、人々そして家畜は、3年間にも及ぶ著しい雨不足という、かつて類のない干ばつを経験した。3年目の乾季が始まる2009年9月には、数多くの動物たちが命を落としていき、程なくして乾いた荒地のどこかしこにも散らばった死骸がみられるようになった。それはまさに背筋がゾッとする光景で、これを目の当たりにした人々は皆、非常に心を痛めた。

12月になってついに国立公園周辺に雨が降り始め、やがて1月には公園内にも雨が降るようになった。雨の恵みは数カ月に渡り、まもなく草木が成長し、公園の景色は一変した。

3月上旬、ケニア野生生物公社(KWS)は、タンザニア野生生物局やATEを含むNGO団体らと共に、アンボセリ圏生態系の空からの総計調査を行った。その結果、ウィルドビーストの83%、シマウマの71%、バッファローの61%が非業の死を遂げたことが明らかになった。全生態系の60%の畜牛が死に、アンボセリ周辺地域ではその数が80%にものぼった。

ゾウもまた例外ではなかった。私たちは、公園内にいる個体数調査が可能な群れと単体のオスゾウの死亡数についてデータを収集中である。今までのところ、300頭近い(全体のほぼ20%)ゾウの死亡が確認された。特に悲惨なのは、少なくとも60頭の、その多くが女家長である成体のメスゾウが含まれているということだ。彼女たちは群れのリーダーで、群れの状態をよく把握していたことから、これは痛烈な損失である。

私たちは、歳をとったメスゾウたちに関しては、70年代初めから個々によく知っており、彼女たちの死は古い友人を失ったようなものである。そのため、つらい思いを抱えながら調査を続けなければならない。

私たちはリーダーを失った群れの動向を注意深く観察しなければならない。誰が新しい女家長になるのか?群れは彼女に従うのか、それとも分かれて新しいグループを形成するのか?少数で生き残ったいくつかの群れのメンバーたちは、他の群れに加わりその一員となるのか?孤児になってしまったゾウは他の群れの中で居場所を見つけることができるのか、それとも自分だけで行動することになるのか?どのくらいの速さでメスたちは回復し、繁殖行動を再開するのか?

私たちが翌年にかけて収集することになるデータは、ゾウの社会動学と繁殖回復について理解する上で極めて貴重なものになる。これらのことから、群れと単体のオスをこれまで以上に集中的に観察することが重要なのである。

原文
http://archive.constantcontact.com/fs095/1103441313201/archive/1103605051772.html

NPO法人 野生生物保全論研究会のHP http://www.jwcs.org/

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