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2011年4月30日 (土)

ゴリラについての法執行の支援

2011年4月4日  CITES条約事務局 News&Highlights

翻訳協力:道本美穂 校正協力:荒木和子

野生生物犯罪と闘う国際コンソーシアム(The International Consortium on Combating Wildlife Crime、以下ICCWC)の代表メンバーは、ルワンダのキガリで3月29日と30日に開催された、ゴリラとその生息地の保護に関する協定(Agreement on the Conservation of Gorillas and their Habitats)の技術委員会初会合に出席した。この会合は、移動性の野生動物種の保護に関する条約(通称ボン条約)(The Convention on Migratory Species)の事務局が開催したものである。

この技術委員会の会合には、アンゴラ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ、コンゴ民主共和国、赤道ギニア、ナイジェリア、ルワンダ、ウガンダの代表者が集まった。野生のゴリラをいまだ見ることができる国々はアフリカ10カ国だが、会合に集まった上記の国々は、そのうちの9カ国にあたる。

ゴリラは、世界で最も絶滅が危惧されている種の1つであり、その生息地の喪失と荒廃に必死で立ち向かおうとしている。ゴリラはまた食肉用として求められ、かつ違法な個人による外国の動物の収集や、時には動物園との取引用にも求められている。生きたゴリラの取引が行われることによって、とりわけゴリラは被害を受けている。人気がある子どものゴリラを生け捕りにするため、ゴリラの家族集団のうちの何頭かが必ず殺されることになるからだ。密猟を取り締まるスタッフは、常日頃、完璧に武装した犯罪者(密猟者)に立ち向かうことを迫られており、近年では、100人以上の公園レンジャーや保護区レンジャーが勤務中に命を落とした。

ICCWCからはこの会合に、代表者として、CITES(ワシントン条約)事務局の法執行支援(Enforcement Support)担当の主任と、インターポール(国際刑事警察機構)の環境犯罪プログラムマネージャー(Environmental Crime Programme Manager)が参加した。このINTERPOLのマネージャーは、ルワンダでの会合の直前に、隣国のコンゴ民主共和国を訪問する機会を持ち、そこで、密猟を取り締まるスタッフや公園スタッフと懇談し、野生に生息するゴリラを観察することもできた。

CITESとインターポールは、技術委員会に対して、ICCWCの活動概要を説明し、ゴリラ生息国がゴリラに関する犯罪に対処するにあたり、ICCWCの活動はこれを支援できる可能性があると述べた。例えば、税関、警察、検察当局は、野生生物の国境を超えた密輸に取り組んでいるが、これを支援するための研修などが挙げられる。この研修は、コンソーシアム(ICCWC)が2011年に取り組む予定のものだ。CITESとインターポールは、ICCWCのメンバーが提供可能な他のさまざまな専門的支援についても説明した。とくに、各国政府の代表者に対しては、ゴリラ生息国への技術者の派遣、「現地での」法執行の状況評価、現場スタッフやその他関連機関を支援するための戦略策定を行う計画についても説明した。

同会合の最後に、技術委員会はコンソーシアム(ICCWC)に対して、ゴリラに関する協定の履行への支援を行ってほしい旨を正式に要請した。

同会合でCITES事務局の代表者を務め、かつICCWC の上級専門家グループ (Senior Expert Group)議長を務めるJohn Sellar氏は、次のように述べた。「この技術委員会の初会合に参加することができ光栄であるとともに、ゴリラ生息国で行われているいくつかの取り組みには、非常に感銘を受けました。しかし、密猟と違法取引が、ゴリラの生存にとって非常に深刻な脅威であることは明らかであり、かつこうした犯罪は、野生のゴリラが残るすべての国々で起こっていることも明らかなのです。今回は、こうした脅威についての理解を深め、我々コンソーシアム(ICCWC)がその取組計画を策定する際に、これら脅威を考慮に入れることができるようにするための重要な機会になりました。」

インターポールの代表者David Higgins氏は、さらに次のように述べた。「コンゴ民主共和国を訪問し、この技術委員会に参加してから、ゴリラの継続的な生存を脅かす犯罪を検挙したいと強く願うようになりました。しかし、犯罪と闘う各国や各地域の取り組みにおいて、警察、税関、検察当局の存在感はさらに高めることができると思われます。インターポールは、ICCWCの他のパートナー機関と協力し、この展開を支援する用意があります。」

ICCWCとは、ロシア連邦のサンクトペテルブルクで開催された世界トラ保護会議 (International Tiger Forum)の中で、2010年11月に立ち上げられたコンソーシアムであり、CITES事務局、インターポール、国連薬物犯罪事務所(the United Nations Office on Drugs and Crime)、世界銀行、世界税関機構(the World Customs Organization)が、メンバーとして集う。ICCWCの目的は、野生生物に関わる各国の法執行職員の業務を支援して、こうした国々から、その天然資源(野生生物)を奪おうと目論む犯罪組織を処罰することである。

原文 http://www.cites.org/eng/news/sundry/2011/20110404_gorilla.shtml

NPO法人 野生生物保全論研究会のHP http://www.jwcs.org/

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