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2010年2月19日 (金)

太平洋クロマグロは大西洋の同類と同じ運命をたどろうとしている

2010年1月6日 TIMES ONLINE

海洋特派員Frank Pope

翻訳協力:蔦村的子 校正協力:津田和泉

「世界中でもっとも高価なクロマグロ」 これは、我々が最近目にしなくなった見出しである。漁業船団による乱獲をコントロールできず、クロマグロが絶滅への道をたどるにしたがって、その値段は上昇し続けるだろう。

値段が上がり続ける一方、一匹あたりの体重は減り続けている。―今のクロマグロの230kgという体重も、その3倍近い体重をだった巨大クロマグロ(1976年にカナダ南東部Nova Scotiaで釣り上げられた)と比較してみるまでは、重く思える。

太平洋クロマグロは、その同類の大西洋クロマグロとは区別されるが、同じような傾向が顕著である。 水揚げされた太平洋クロマグロの中での十分に成長しきっていない魚の割合は、上昇し続けている。

2008年、日本市場に出荷された地中海産クロマグロの調査によると、その3分の1が、育ちきっていないクロマグロであった。The World Wildlife Fund(世界野生生物基金)は、3年後には地中海で産卵するクロマグロはいなくなるだろうと警告している。太平洋でも、大西洋でクロマグロを規制する努力を怠ったのと同じように管理に手を抜けば、この地域のクロマグロも地中海のクロマグロと同じ運命をたどる定めだ。

日本ではすべての漁業関係者がパニックに陥っているわけではない。パニックどころか、投資をする者もいる。マグロ市場アナリストRoberto Bregazzi氏によると、日本はすでに、クロマグロが商業上絶滅したときにその値段が今の上限を越えて上昇するときに備えて、47,000トンのクロマグロを備蓄したという。

クロマグロの生存数が減ってゆくことに対する別の反応は、天然のクロマグロの生存数に頼らず、クロマグロを養殖しようとする動きである。結局のところ、広大な大洋を管理下におくより、養殖地のおりを監視するほうが楽ということだ。しかし、広大な大洋を回遊する肉食動物クロマグロは、狭いところに閉じ込めるのには向いておらず、簡単には繁殖しない。クロマグロにいつもの6,000マイル(6,000海里:11,112km)(6,000マイル:9,655.8km)の回遊、あるいは時速60マイル(60海里:111.12km)(60マイル:96.558km)のスピードという条件を満たしてやれないという現状をどうするかということが鍵である。

一匹一匹水中銃でホルモンを打ち込むなどの技術で天然クロマグロ量産化の問題を解決したと主張する会社もあるが、ほとんどの会社は、天然マグロの代わりにまだ未成熟なクロマグロを捕獲しておりの中で太らせる。つまり、養魚場で育てる方法をとる。不幸なことに、地中海でのクロマグロ養殖は、倫理観の欠如した業者に、魚を勝手に捕獲して規制を免れるという、不正に得たものを合法的に見せかける方法を提供している。天然クロマグロの生存数がゼロになれば、クロマグロの養殖は終わってしまう。

しかし、クロマグロにとってすべてがおしまいになったわけではない。モナコは、絶滅危惧種の国際取引に関する条約を論拠に、クロマグロの国際取引を禁止するよう提案している。

もし日本がこれを拒絶すれば、大好物であるクロマグロの存在しない未来に、日本は直面する。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/article6977146.ece

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