トカゲの密輸出容疑で日本人男性を逮捕
AAP 2009年9月2日午後05:40
翻訳協力:山地徹子 校正協力:津田和泉
オーストラリアからトカゲを密輸出しようとしたとして、日本人男性が逮捕された。
34歳の男は、昨日、パース国際空港からシンガポール行きの飛行機に搭乗しようとしたところ捜査を受けた。
水曜日、Customs and Border Protection(オーストラリア税関・国境警備局)によると、トカゲの一種であるマツカサトカゲ14匹が男の靴下から見つかり、ペット用のケースが男のかばんの中から見つかった。
Richard Janeczko税関報道官によると、今回の逮捕は、爬虫類の密輸に対する長期にわたる捜査によるものだった。見つかったトカゲのうち2匹は、Fremantle(フリーマントル)沖にあるRottnest Island(ロットネス島)の固有種であり保護種であったと述べた。
有罪になれば、最高で10年の懲役もしくは約895万円(110000ドル:2009年11月26日のレート、オーストリアドル81.3695519円)の罰金が男に科せられる。
Janeczko氏によると、マツカサトカゲはthe Western Australian Department of Environment and Conservation(西オーストラリア州環境保護省)により保護されている。
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