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2009年11月27日 (金)

カメ捕獲、米各州で見直し

USA TODAY  Judy Keen記  2009年7月20日

翻訳協力:庄子亜沙子  校正協力:津田和泉

 アイオワ州シェフィールド‐片方の端に釣り針を付けた長い棒を使用し、Eric Eckhardt氏は農業用のため池に一部だけ沈めた網状のわなをつかんで、引きずり出した。わなの中にはスッポンや重さ約5.4キロ(12ポンド)のカミツキガメが入っていた。

 生け捕りにしたカメはEckhardt氏のトラックの荷台にある容器に入れる。前日の晩に仕掛けた別のわなを確認してから、カメは売りに出される。Eckhardt家では捕獲したカメを食べることもごくまれにある。

 Eckhardt氏にとってカメの捕獲は趣味であり、種類や季節によって1匹あたり約68円(75セント 1ドル90.63円、2009年10月19日現在)から約136円(1ドル50セント)の値がつくので、得た収入は家族で休暇を過ごすための費用に回している。夏の間は1日に平均4匹のカメを捕獲する。

 防風ドアの会社に勤務する43才のEckhardt氏にとって、カメの捕獲は息子のCooper君(10)や娘のGeorgiさん(14)と野外で過ごすための一手段である。捕獲は金銭目的ではなく、Eckhardt氏は「カメは魅力的な生き物です。みんなはからかいますけど気にしていません。カメが好きですから」と話している。

 Tucson(アリゾナ州ツーソン)を拠点とする非営利の自然保護団体であるthe Center for Biological Diversity(生物多様性センター)の主張が通れば、商業目的で野生のカメを捕獲するEckhardt氏のような人たちは、すぐに廃業となってしまう。

 同センターは、カメの商業捕獲を無制限に行なうのをやめるようアイオワ州などに求めてきた。カメは珍味としてアジアでの需要が増加しているため、米国内で価格が上昇していると同センターの支援者であるJeff Miller氏は述べている。こうした商業捕獲は、野生の淡水性カメの個体数減少につながっている。

 「アジアにおけるカメの需要は、野生のカメの大規模な搾取を引き起こしています。」と、同センターに勤務するTexas(テキサス)州Huntsville(ハンツビル)のChris Jones弁護士は述べた。

 アイオワ州におけるカメの個体数は「無尽蔵ではありませんが、捕獲が適切に行われるなら持続可能な資源です」と話すのはDepartment of Natural Resources(天然資源省)の水産生物学者であるScott Gritters氏だ。

 生物多様性センターの請願に対するアイオワ州天然資源省水産課の報告によると、カミツキガメやニシキガメは「一般的なカメで、幅広く生息し、個体数も豊富」であり、捕獲を禁止しないよう勧めています。だが、スッポンの数は減少しており「中には長期に及ぶ懸念材料になるものもあります」と述べた。

 Jones氏によると、個人での捕獲は高い需要があるためこれ以上金儲けに走る必要はないが、Eckhardt氏や養殖業者などからカメを購入する買い手は1ポンドあたり最高で約1,359円(15ドル)で輸出業者に販売している。

 Miller氏の話では、25万匹から100万匹のカメが毎年輸出されており、中には水銀・殺虫剤・PCB(ポリ塩化ビフェニル)に汚染されているものもいるという。

カメ捕獲に対する緩い規則
 生物多様性センターなどの環境団体は昨年、商業目的のカメ捕獲を禁止するようFlorida (フロリダ)・Georgia(ジョージア)・Oklahoma(オクラホマ)・テキサスの各州当局に請願した。オクラホマ州は3年間の一時的な禁止措置を導入し、テキサス州は公共用水での商業捕獲を禁止した。

 同センターは今年、捕獲を規制していない州や規制があっても非常に緩いと思われる州だけに対し請願を行なっている。対象となったのは、Arkansas(アーカンソー)・アイオワ・Kentucky(ケンタッキー)・Louisiana(ルイジアナ)・Missouri(ミズーリ)・Ohio(オハイオ)・South Carolina(サウスカロライナ)・Tennessee(テネシー)の各州である。今春、サウスカロライナ州はカメの捕獲を規制した。

 フロリダ州では、淡水ガメの商業捕獲を禁止する法案が2009年7月20日に施行される。Fish and Wildlife Conservation Commission(漁業野生動物保護委員会)のカメを専門とする生物学者であるBill Turner氏がフロリダ州の湖における大規模なカメ捕獲の報告を初めて聞いたのは、2008年3月であった。同氏によると、最高15万匹のスッポンが、過去5年間、毎年フロリダ州から輸出されている。州内には商業目的のカメ養殖場が25件稼働している。

 カメは寿命が長く、繁殖可能になるまでに時間がかかるので、非常に多くのカメを捕獲してしまうと「個体数を減少させてしまうのです。」とTurner氏は述べている。

 Wisconsin(ウィスコンシン)州も、1998年にフロリダ州と同様の結論に達したと同州の天然資源省のAdam Collins氏は話す。カメの個体数減少により、同州は7月から11月をカメの捕獲時期と定め、1日あたりの捕獲制限を設けた。

 「私たちの基準は、長期にわたる資源の持続可能性を確実にするように考えられています。」とCollins氏は述べている。

「市場はアイオワにある」
 アイオワ州のカメ捕獲業者は免許を必要とし、捕獲したカメの数を毎月報告しなくてはならない。Gritters氏によると、昨年は10万4,328キロ(23万ポンド)に相当する、22,000匹の捕獲が報告された。アイオワ州ではカミツキガメ・スッポン・ニシキガメのみ、わな・釣り針・釣り道具を使用した捕獲が可能である。

 最近は「新規の捕獲業者が殺到しており、その理由は市場がここアイオワにあるからなのです。」とGritters氏は話す。こうした新規の業者の参入により、今年発行したカメの商業捕獲の免許は175件で、昨年の164件から増加した。そのためさらなる規制が必要とされるだろう、と同氏は述べている。

 年に9,072キロ(2万ポンド)から13,608キロ(3万ポンド)のカメを捕獲する、Storm Lake(アイオワ州ストームレイク)のJake Robertson氏もこの意見に賛成している。10年カメを捕獲してきて、個体数の減少は見られなかったからだ。

 アイオワ州の多くの湖や小川に放流されている魚とは異なり、カメは自立している。「おそらく、カメは外部から放流される他の水生動物種よりもうまく生息しているのでしょう。」とRobertson氏は述べている。

 約4,532円(50ドル)のわなを数多く持つEckhardt氏は私有地でカメを捕獲している。捕獲は許可を得ており、カメを厄介者だと考える地主の招待に応じることも多い。

 Eckhardt氏は、カメの個体数減少について心配し「私たちは、カメがどれくらいいるかを初めに理解しなければなりませんし、必要ならもちろん保護します。」と述べている。

http://www.usatoday.com/news/nation/environment/2009-07-19-turtle-hunt_N.htm

 

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