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2009年11月27日 (金)

ミツバチ箱のフェンスでゾウによる農作物被害を阻止

Lucy E. King, Anna Lawrence
Iain Douglas-Hamilton
Fritz Vollrath 
AFRICAN JOURNAL OF ECOLOGY(アフリカン エコロジー ジャーナル)
2009年7月4日

翻訳協力:一戸貴子  校正協力:津田和泉

過去の研究結果から、アフリカゾウはアフリカミツバチを嫌うことが実証されている。
これは、ゾウによる農作物被害を軽減させるために、ミツバチ箱を使用するという
コンセプトを評価するために実施された、実証試験的な研究結果の報告である。

ケニアのLaikipia(ライキピア平原)で実験は行なわれ、
内側にミツバチの空の巣を取り付けてあるミツバチ箱を設置した柵を、フェンス代わりに90m並べて設置し、2エーカー四方の農場の、特にゾウによる農作物被害の発生確率の高い2方面にそれらを設置した。

同様の状況と広さの近隣の農場と比較すると、私たちの試験的農場はこの実験により
農作物被害が減少し、その結果として生産高が上昇した。

社会経済指標から見えることは、ミツバチ箱のコンセプトが地域にも受け入れられ、
評価が高かっただけでなく、この効果により上昇した蜂蜜および養蜂による生産物の売上が、 十分にこのコンセプトの初期投資費用をまかなっているということである。

この”ミツバチ箱による監視”コンセプトに対し、有効性と効率性の双方が評価され、
できる限り広範囲にわたる農業環境を、科学的かつ厳正に行なわれるような実証試験を要請している。

www.elephantsandbees.com.

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