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2009年10月 6日 (火)

トルコのマグロ漁業、自滅的傾向

2009年5月11日 Greenpeace HP

翻訳協力:小林玲子  校正協力:津田和泉
 
最小水揚げサイズに満たない幼いマグロが、非認可の漁船 Yasar Reis IIによって水揚げされ,波止場で重さが測定された。グリーンピースは、科学に基づいた漁業管理、持続可能水準までの漁獲能力削減、すべての種の産卵場所を守るための海洋保護区制定がなされるまで、クロマグロの漁獲を中止するように要求した。

最後の獲物の奪い合いをした漁業が破綻を迎える日も近い。

Karaburun(カラブルン)、トルコ 
トルコ政府は、絶滅の危機にひんした地中海クロマグロの自国における漁獲規制を決めたが、国際的に合意された割当量や科学的な助言は完全に無視されている。

現行のクロマグロの管理計画は実にお粗末だ。科学者の警告を無視するようにと政治家に圧力をかけることで、地中海のマグロ産業は、管理を計画するどころか自滅的な約束をしてしまった。現在トルコは、前述の不十分な規制にさえ反対することで、 何もなくなってしまう前に獲れるものはすべて獲っておくようにと、合法的な操業をする漁船団に告げようとしている。また、恥の上塗りをするかのように、検討を要する違法漁獲をいまだに続けている。トルコは、ちょうど自国のカラブルン港で幼いクロマグロ5〜10トンの違法水揚げを行った現場を押さえられたところだ。しかも、今年のクロマグロの漁獲シーズンはたった今始まったばかりなのだ。

トルコは近年、最大の地中海漁船をクロマグロ漁のために操業している。クロマグロは経済面だけでなく環境面でも価値のある種だが、乱獲の直接的な影響を受け、差し迫った絶滅の危機に直面している。タイセイヨウクロマグロは、長い間地中海の経済と生活様式において重要な要素となってきた。古代ローマでは、マグロ漁と塩作りは帝国の二大主要産業だった。今日、 実質的にすべての地中海産クロマグロは日本に輸出されており、過去10年間にわたって巨額の利益を生んでいる。しかし、その利益が、危機的水準まで減少してしまった種の未来に関心を払わない産業を助長し、産業自体と何百人もの漁師の未来を脅かしている。

国際的な不名誉
クロマグロの管理は、 欧州連合が活発で影響力を持つメンバーとなっている政府間組織、Commission for the Conservation of Atlantic Tunas(ICCAT:大西洋まぐろ類保存国際委員会)に委ねられている。2008年9月、ICCATの外部評価委員会は、地中海におけるクロマグロの管理が「国際的な不名誉と広く受け止められている」と指摘している。トルコ政府は、昨年11月のICCAT総会で合意されたクロマグロの割当量に対して反対を唱えた。

最期のお別れ
ICCATの割当量とともに、漁獲の前に少なくとも一度は産卵期間を与えるという目的で最小水揚げサイズが30kgに決められている。ところが、最小サイズにみたないうちの漁獲が、最近トルコとイタリアの両国から報告されている。国際的な数量制限を無視することは、トルコがこの種を商業的に絶滅させることによって、より急速にクロマグロ産業に終止符を打つことになる。

2006年から、科学者らはクロマグロ資源の悲惨な状況に対して警鐘を鳴らしてきた。漁獲量を15,000トン以内に抑え、5月と6月の大事な時期にはこの種の産卵場所を保護するように助言してきた。しかし、産卵場所は商業漁船によって毎年荒らされ、2007年の実際の漁獲高は驚くことに61,100トンにものぼると推定されており、その量は同年の法律で規定されている漁獲量の2倍、科学者が推奨するレベルの4倍以上である。今年は、クロマグロのいわゆる「再生計画」が持続可能最大基準を47%上回る漁を合法的に許可している。

魚なくして未来なし
科学的な助言に忠実に従った漁業管理、持続可能水準までの漁獲能力削減、クロマグロの産卵場所を守るための海洋保護区制定がなされない限り、トルコとヨーロッパ諸国を含む漁業国はクロマグロ漁を直ちに中止すべきである。

2006年から私たちは海で記録活動をしており、 禁漁期間中の漁、規定サイズ以下のマグロ漁獲、漁船籍の違法変更、観測機の違法使用、非認可の漁船およびマグロ養殖場、規定外の積み替え、違法水揚げと虚偽申請、かなりの回数の乱獲の無報告、漁船の収容量の拡充、などといった地中海における違法漁の数多くのケースについて情報を蓄積してきた。今、漁業は完全に管理外にあり、クロマグロを絶滅の危機ヘと導いている。

私たちは、マグロとその他の種の乱獲に対する長期の解決策として、禁漁海洋保護区のネットワークを構築して全世界の海洋の40%を保護し、過度に搾取された私たちの青い地球を回復させることを提唱している。

http://www.greenpeace.org/international/news/turkey-tuna-fishery-suicide110509

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