フェリーに隠された227羽のアカハラシキチョウを押収
2009年7月27日
Southern Region News
翻訳協力:神前尚子 校正協力:津田和泉
7月27日JOHOR BAHARU- Johor Wildlife(ジョホール ワイルドライフ 訳注:NGO)とNational Parks Department (PERHILITAN: 国立公園局
) は月曜、 Stulang Lautフェリーターミナルにてフェリーを強制捜査し、見知らぬ土地の籠で飼われる運命であった227羽のアカハラシキチョウおよびマレーシアの鳥(burung murai batu)を保護した。
強制捜査に際して、インドネシアに運ばれる途中だった約208万円(約80,000リンギット:1リンギット=26円・2009年9月11日現在)相当のシキチョウ227羽が押収された。
捜査長であるAbdul Razak Majid氏は、ここ2カ月間にわたりこれらの活動について監視をした後、午前9時30分ごろインドネシア行き客船Tanjung Pinangに対して強制捜査を行った、と述べた。
「発見した際、鳥はみな生きた状態でレスキューボート内の特製の箱に入れられており、帆布で覆われていました」。本日ジョホール ワイルドライフのオフィスにて、Razak氏は記者に対しこのように述べた。
これらの鳥についての国外への持ち出し許可書は見つかっておらず、とくにフェリーの運転手と船長を対象に捜査が継続されるだろう、と同氏は語った。
保護された種は、学名"Copsychus Malabaricus"としても知られており、鳥ファンの間では一羽約7800円から9100円(300リンギットから350リンギット)もの値がつけられる。
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