日本680頭のクロミンククジラの捕獲、目標を下回る
2009年4月13日 1時22分(米東部夏時間)
(翻訳協力:瀧口暁子 校正協力:津田和泉)
東京、4月13日(ロイター通信)-直近の南極における日本の捕鯨は、捕鯨反対活動家の妨害により、目標を大きく下回ったと水産庁は月曜に発表した。
捕鯨が大切な伝統文化であると考える日本は、850頭あまりのミンククジラを捕獲する予定だったが、679頭の捕獲にとどまった。11月に始まったナガスクジラの捕獲では、50頭の目標に比べ、1頭だけしか捕獲できなかった。
6隻の船団のうち何隻かは、日本の船の一隻と衝突し、罵声を浴びせられたものを含め、強硬派グループのシーシェパード保護協会との衝突後、帰還した。
水産庁の関係者は、悪天候と活動家との小競り合いのため、捕鯨船は合計で16日間、捕鯨を実行することができなかったと述べた。
日本は1986年の世界的な一時停止に合意した後、公式に商業捕鯨を停止したが、翌年に科学的研究捕鯨プログラム(調査捕鯨)と呼ばれるものを開始した。クジラの肉は、スーパーマーケットやレストランで目にすることもできる。
水産庁は、日本が毎年捕獲するクジラの数を減らすことを検討しているという最近の報告についてのコメントを拒否した。
日本は、国際的な批判を受け、クジラ観察者に人気のあるザトウクジラの捕獲を一時停止している。
Reporting by Chisa Fujioka; Editing by Sanjeev Miglani
http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUST40784
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