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2009年5月15日 (金)

ゾウの大量殺戮

 インディペンデント紙

 環境問題編集記者 Michael McCarthy

 2009年2月25日(水)

(翻訳協力日原直子:、編集協力:松原実穂子)

合法的な象牙取引に後押しされ、ケニアの巨大なツァボ国立公園全域で密猟が急増

 昨年後半の大規模な象牙取引以降、国際象牙市場が再び活気づき、ケニアのある主要国立公園での象の密猟が、「前例のない程」増加している。

 取引されたのは、ゾウの生存が脅かされていないアフリカ南部の4カ国、すなわちボツワナ、ナンビア、南アフリカ、ジンバブエから輸出された合法的な象牙100トン強であった。環境保護論者から政治家に至るまで多くのオブザーバーたちから激しい反対がわき上がったにもかかわらず、象牙の取引は絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)により許可された。象牙取引が許可されたことで、アフリカ全域で象牙の不法取引が活発化するだけでなく、ゾウがアフリカ南部より更に危険にさらされている北部の国々でもゾウ狩りが増加する恐れがある、とオブザーバーたちは警告した。

 Alan Simpson労働党下院議員は、当時、「ワシントン条約はけしからぬ。ワシントン条約は、取引のライセンスではなく、殺しのライセンスになっている。英国はそれに荷担すべきではない」と語った。

 ところで、ケニアのツァボ国立公園は、約11,700頭のゾウが生息するケニア最大のゾウの生息地であるが、過去6週間に5頭のゾウが不法に殺害された。ケニアの野生生物保護当局と自然保護論者たちは、最近の象牙の競売とこうしたアフリカゾウの死の間に直接の関係があると見ている。

 「ツァボではゾウの密猟事件が今までにない程増えていることに気付いた」とJonathan Kiruiツァボ国立公園次長は言う。「当方のセキュリティーチームは厳重警戒態勢にあり、密猟の阻止に全力をあげる」

 国際動物福祉基金のJames Isiche東アフリカ地域局長は、今回の事件が、1970年代~1980年代にアフリカゾウの数が10年間で130万頭から62万5000頭に激減した大量密猟時代の再来の前兆ではないかと懸念している。ちなみに1989年に国際的な象牙の取引が禁止された。

 「この密猟の急増と2008年後半に発効したワシントン条約で認可されている象牙の備蓄取引との間には、強い関連性があると我々は考えている」とIsiche東アフリカ地域局長は言っている。「我々が懸念しているのは、ケニアやアフリカ南部諸国の一部よりも法執行能力がかなり限られているゾウの生息国で、状況がさらに悪化しかねないということである。アフリカゾウ殺戮の状況は予断を許さずさらにエスカレートする前に止めなければならない」

 先週、著名なゾウの研究家のCynthia Moss博士は報告書を発表したばかりであるが、その報告書によれば、巧妙な密猟シンジケートが、ケニアのもう1つの国立公園であるアンボセリでゾウの殺害を急増させている。ケニアの野生生物公社筋によれば、ケニアにおけるゾウの密猟は2007年に比べて2008年には60%以上増加した。

 ツァボ国立公園の3箇所で、最近5頭のゾウが殺されているのが見つかったが、いずれも象牙は切り取られていた。ケニアの野生生物公社のレンジャー(パトロール隊員)は密猟者と思われる人物2名と中間業者1名を逮捕し、AK47ライフル銃2丁と銃弾38個を押収した

 国際動物福祉基金筋によれば、その中間業者は象牙を不法象牙取引ネットワークの他の業者に既に売ってしまったという。1頭のゾウの死骸が近くで見つかった。他のゾウは、毒矢の傷がもとで死んだと見られる。

 昨年7月に4カ国での象牙競売のニュースが流れた時、多くの人々がこのようなゾウの殺害は増えるのではないかと警告した。1989年の象牙の取引禁止以来、合法的な象牙(自然死したゾウからとったもの)の取引が許可されるのはこれが2度目であった。1997年に行われた1回目の売買は、多くの人々の反対を押し切って、ジンバブエのRobert Mugabeが推進したものであり、2回目と同じアフリカ南部の4カ国が参加し、象牙50トンを取引した。

 2回目の取引では、さらに多くの人々が懸念した。これは単に、中国が初めて日本と並んで合法的な象牙のバイヤーとして競売に参加することが許されたというだけの理由ではない。中国では、潜在的に巨大な象牙の需要があるばかりでなく、既に盛大なヤミ市場の拠点になっているためである。

 自然保護論者が恐れているのは、装身具や判子、高価な彫刻や磨き抜かれた象牙の牙のような伝統的で人気のあるものに対する中国の膨大な需要を野放しにしてしまえば完全に密猟に依存している不法取引が大幅に増大ということである。

http://www.independent.co.uk/environment/nature/sla=ghter-of-the-elephants-1631367.html

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