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2009年3月20日 (金)

中国の新年を祝う人たちが、フカヒレ・キャンペーンの標的に

ザ・カナディアン・プレス バンクーバー 
2009年1月28日

(翻訳協力:日原直子、編集協力:小林玲子)

中国の春節(旧正月。今年は1月26日)を祝う行事が進行中だ。丑(うし)年の到来を祝うためにアジア人家族が集まってごちそうを食べるのだが、環境保護活動家が心配しているのはサメのことである。国際動物愛護協会(Humane Society International)は、今週、北米中の主要都市における中国料理レストランとその客を対象に、サメのヒレを切り落とすことに反対するキャンペーンを行っている。フカヒレスープは、かつて富の象徴として珍重されたもので、春節の祝宴や、結婚披露宴などの重要イベントで呼び物となっている。しかし環境保護グループによると、何百万というサメがヒレを切り落とされた後に世界中の海に投げ捨てられては放置され、最強の捕食性生物であるにもかかわらず徐々に痛々しく死んでいくということである。

上述の動物愛護協会(Humane Society Internationalが行っているキャンペーンのリーダーであるShu-Jen Chen女史が28日に語ったところによると、バンクーバー、トロント、サンフランシスコ、ワシントンD.C.やロサンザルスなどの都市で、フカヒレスープを飲む人を対象にボランティア参加者がキャンペーンを行うことになっているという。また、参加者たちはトロントの春節祭のパレードで既にパンフレットを配布しており、バンクーバーでも2月1日に同様の活動をすることになっているそうだ。「私たちは、フカヒレ製品の取引に関わる消費者、レストラン、小売業者を主な標的にしている」とChen女史は米国メリーランド州にて述べた。

フカヒレスープは、サメは決して病気にならないという伝説に基づいた根拠のない薬効性を信じて飲みたがる人が多いが、Chen女史の話では、フカヒレ中の水銀含有量は多く、とりわけ妊娠している女性に害を与える恐れがあり、そのことについて女史率いるグループが人々に教育しようとしているところだという。

「フカヒレスープを飲む人の中には、フカヒレスープがとても健康にいいという人もいれば、フカヒレスープを飲めば美しくなれるという人もいる」と、5年前に合衆国に移住するまで台湾でフカヒレスープを飲んで育ったChen女史は話した。さらに、台湾、香港、シンガポールが世界のフカヒレスープの最大消費地であったが、現在は中国が経済急成長を経て世界の消費の中心地になっているとも述べた。また、バンクーバーやトロントにおいても、アジア人人口が多いためにフカヒレスープがメニューに見られるということだ。

バンクーバーのザ・カナディアン・プレスがコンタクトを取った中国料理レストランの経営者数人は、フカヒレスープを客に出したと言った。ただし、これは報道記者に話をしているということを知らされる前の談話であった。「この問題は環境問題であると理解しているが、もし何か言えば解雇されるかもしれないので」と某レストラン経営者は匿名で述べた。

Chen女史の話では、レストラン経営者に対してフカヒレスープをメニューから取り除くように説得するのは難しいが、 最近 、女史率いるグループは台湾の国立宮廷美術館レストランにおいて大きな勝利を得たということだ。同美術館レストランにおいては、倫理的な理由のために、その珍味が出されることはもはやない。女史が述べるには、アジア人共同体において自覚を引き起こすということは困難でもあるという。結婚式でフカヒレスープを出さない家族はけちだと思われかねないからである。

トロント出身の映画製作者Rob Stewartは、受賞作であるドキュメンタリー「シャークウォーター 神秘なる海の世界」で世界のサメの窮状を記録したが、その映画のメッセージは少しずつ伝わっていっていると話した。先週、食品販売業者のLoblawsは、Stewartのサメ救済グループによるキャンペーンの後、グレートカナディアン・スーパーストア各店で、春節用のフカヒレスープの販売を停止した。「グレートカナディアン・スーパーストア各店の売り場から5日ほどの間フカヒレが撤去された」とStewartは述べた。しかしStewartが「最も美しい生き物」と呼んでいるサメの問題を取り上げるために何かやっている政府は、世界を見回してもほとんどないという。世界中どこにも、フカヒレの取引や輸入あるいは販売に関する禁止令がないとStewartは言った。「カナダでは、ヒレを切り落とされたサメの量はかなり多いが、サメの漁獲高は少ない」

Stewartは、自分の映画が今年後半に中国のテレビで公開されることで、3億人の人々がそれを見れば、問題に対する認識が非常に高まるのではないかと期待している。また、Stewartは次のように話した。「昨年のワシントン条約会議で、ほとんどの国がニシラクダザメやツノザメの漁業の禁止を提案した。それらの魚は英国でフィッシュ・アンド・チップスの材料になっているが、その供給量は急激に減少しているからである。こうした代表者会議でカナダは反対を先導する国となっていた。というのも、カナダはその種のサメの漁獲が少しあるので、これら2種の漁業を禁止するための法案には反対を支持するよう他国を説得しようと試みていたのだ」

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