ジンバブエ、象牙売却で4300万円の収益
New Zimbabwe.com 2008年11月3日
(翻訳協力:桝井二郎、編集協力:石塚信子)
ジンバブエ当局者は、ほぼ4トンの象牙を45万ドル(約4300万円)で売却し、収益は資金が著しく不足している国内の野生生物保護機関に充てられると語った。
11月3日にジンバブエの首都ハラーレで行われた売買は、一連の象牙オークションの一環であり、10年ぶりに当地で行われた。
昨年、ワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約CITES) 締約国会議で、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエが、108トンの備蓄象牙を承認された日本と中国に売却できる道を開いた。
ジンバブエは、かつて、その自然の美しさと野生生物の豊富さを誇っていたが、経済危機により、当局は国立公園の保護のために七転八倒している。飢えたジンバブエ国民が食糧の代替物を求めるにつれて、密猟が増えているのである。
オークションは、ボツワナ(10月28日と30日)を皮切りに、3日おきに場所を移動し、ジンバブエ(11月3日)で行われた後、11月6日の南アフリカで最終日を迎える。
ワシントン条約会議で国連は、上記国に1回限りの象牙取引を認め、2016年までは象牙売買を禁止するとしている。
中国は、今年の7月に、合法的に備蓄されたジンバブエの象牙のバイヤーとして承認され、売却は厳重に規制された状況下で行われた。
承認を得るために、中国はCITES事務局に、適切な措置を設け、国内の違法な象牙売買を取り締まり、実質的には、合法的取引を統制していると納得させた。
「こうして中国が承認された今こそ、アフリカ諸国(特に、ゾウの密猟と国内取引が野放しで行われている中央アフリカの国々)を支援し、法の執行範囲を広め、保護計画を援護する好機です」とTRAFFIC(野生生物取引監視ネットワーク)の北米支部理事、Crawford Allan氏は、承認の行われた7月に語っている。
ジンバブエは、2007年にワシントン条約締約国会議で販売国としての承認を受けた。南アフリカ、ナミビア、ボツワナは2002年に承認されている。
販売が承認されたのは、ケニヤなど、アフリカ大陸の他地域では、ゾウは絶滅の危機にある一方で、ジンバブエでは、頭数が多いからである。
中国が今まで、バイヤーとして承認されなかったのは、象牙を密輸入しているのではないかと懸念されていたためである。
象牙の商業取引は、1989年にワシントン条約締約国会議で禁止された。しかし、1999年、一度限り、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエが50トンの象牙を日本に売却することが認可され、500万ドル(約4億7765万円(1ドル=95円53銭、11月30日現在))の収益を上げ、野生生物保護のために利用された。

コメント