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2008年12月18日 (木)

ケニアの中国人労働者、象牙売買目的でゾウを密猟?

アーチャーズ・ポスト、Mike Pflanz記
2008年10月3日

(翻訳協力:五十嵐麗子、編集協力:石井紀子)

ケニア北部で道路再建に携わっている中国人労働者が, ゾウの密猟の急増に関与しているのではないかという懸念が広がっている。今年に入って多数のゾウが虐殺されている。

ケニアでは、2008年の1月から8月までの間に、牙が切り取られたゾウの死体が57体発見され、この数は2007年の総数をすでに15パーセント上回っており、3年連続で増加している。

これらのゾウの半数以上は、最近中国人労働者が入って来た地域で殺されている。この中国人労働者は、何百マイルにも及ぶ砂利道をアスファルト舗装するために現地入りしているものだ。

ケニア野生生物公社(KWS)は、中国人労働者の入国と密猟の増加に関連性があると見ている。

「ゾウの死体の50パーセント以上が、中国人労働者が道路工事をしている北部の地域で発見されているんです」KWSでゾウのプログラムのコーディネーターを務めるMoses Litoroh氏は言う。

「我々は、中国人労働者が、全員ではないにせよ、ゾウの密猟に関与しているのではないかと考えています。この偶然の一致にはおおいに関心を寄せています」

またKWSの職員は、現在ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港で逮捕される象牙密輸業者の大半が中国人であるとも言っている。なかには110キロもの象牙や象牙加工品を所持している者もいたという。

ケニア、特に北部の無人の地域では、密猟が長いあいだ問題になっている。

その一帯は水飲み場と新鮮な葉が食べられる場所をつなぐ、ゾウの移動経路になっていて、以前から、よくソマリ族の密売人から銃を買う密猟者の標的となっていた。長年にわたるパトロールや、象牙取引の禁止、また取締りの強化によって、虐殺は大幅に減ったものと保護活動家たちは期待していた。

しかし中国人の参入により、象牙密猟の地元市場が活性化された可能性がある。ナイロビから北へ190マイル、アーチャーズ・ポスト近くにある、トタン屋根の掘っ立て小屋が並ぶ人里離れた集落では、つばの広い麦わら帽子をかぶった中国人の技術者が高性能爆薬を爆発させ、採掘坑から粉塵を舞い上がらせていた。

中国人の作業場の焦げた坑道の谷底から、重機のガタガタいう音が聞こえてくる。爆破でバラバラにした岩石は、崩して砂利にし、エチオピアとの国境へつづく新しい道路の建設に使われる。

だがそこから東へ30マイルも離れていないシャバ国立保護区には、7月に密猟者に虐殺された18頭のゾウの腐乱死体が横たわっている。

「私の知るかぎりでは、ゾウの密猟の被害は今年が最悪だ」アーチャーズ・ポストとその周辺で21年間働いてきた、ベテランのレンジャーはこう言っているが、密猟集団の報復を恐れ、匿名を希望している。

「ここでは違法行為が依然としてはびこっているのだ。中国人でもソマリ族でもケニア人でも誰でも、商売用の象牙をもってくる人間を見つけられるさ」

象牙は、密輸業者が飛行機でナイロビから持ち出す場合もあるが、おおかたトラックに隠して規制の緩いエチオピアへ運ばれ、そこから定期貨客便で極東へ持ち込まれる。

ケニア当局は、ボツワナ、南アフリカ、ナミビア、ジンバブエが中国と日本に計108トンの象牙を販売することをワシントン条約が7月に承認したことが、密猟を大いに急増させたと考えている。

その結果、象牙販売が19年間全面的に禁止されて(1999年に1回かぎり日本に50トン販売した)供給不足だった市場は、ふたたび活性化してしまった。

「身を潜めていた密猟者たちは、ワシントン条約の決定から間違ったメッセージを受け取ってしまった」空港の逮捕チームを率いる、KWSのセキュリティー部門次長、Robert Muasya氏は言う。この1年間で、少なくとも8名の中国人が、象牙密輸容疑で逮捕されている。

「密猟者らは、いまや合法的な市場が開けたと考えていて、どんどん罠を仕掛けている。中国は合法的に売買される象牙と違法な象牙を区別するシステムを備えていないので、そこには市場が存在し、密猟者たちがこれを悪用しているのだ」

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