オーストラリア―ジンバブエと中国を結ぶ民間航空機が自国領空に侵入したことを否定
Broomberg Gemma Daley 記 2008年7月22日
オーストラリアは、密輸品と政府高官を乗せた中国行きエア・ジンバブエの航空機が、同国領空を通過したことを否定し、地元紙の報告を突っぱねた。
同航空機は「オーストラリア領空ではなく、ICAO((国連)国際民間航空機関)に代わってエアサービス・オーストラリアが管理する国際領空域を飛行しました」と、Stephen Smith外相とAnthony Albanese運輸大臣が声明を発表した。
メルボルンに本拠地をおく新聞紙『Age』は今日、象牙・黄金・ダイヤモンドなどの密輸品を運ぶハラレ(ジンバブエ共和国首都)からの航空機が、シンガポールを経由して中国に到着する前にオーストラリア領空を通過したと報告した。さらに、名前は挙げられていないが、軍部高官や退役軍人数人(ジンバブエの選挙における暴力行為に関与した人物が含まれる)が、同機に搭乗していたと伝えた。
オーストラリアはロバート・ムガベ大統領政権『関係者』に渡航禁止令を出していて、同国への武器売買に対し、経済制裁を与え、制限を設けていると、外務省のウェブサイトでは述べている。
84歳になるムガベ大統領は、6月27日に投票率85.5%の決選投票でムガベ氏が勝利したと選挙委員会が発表した後、同月29日に6期目の任務に宣誓就任した。野党リーダーのMorgan Tsvangirai氏は、自党支持者に対する国家的暴力活動を理由に選挙前に出馬を辞退した。
ジンバブエは、2000年にムガベ大統領が始めた土地再分配政策以降、景気後退10年目に入り、世界最大インフレ率220万%となっている。
Smith外相とAlbanese運輸大臣は、共同声明を発表し、「1947年に批准されたシカゴ条約の下では、すべての民間航空機に、国際領空域内の通過が許可されています。オーストラリアは、国際領空域を民間航空機が飛行するのを阻止する、いかなる権力をも有していないのです」と述べた。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601081&sid=afBzR_FPjHVs&refer=australia
(翻訳協力:清水桃子・編集協力:石塚信子)

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