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2008年8月 1日 (金)

野生生物の不正取引、憂慮すべき段階へ

ジャカルタポスト Apriadi Gunawan・Oyos Saroso H.N.記  2008年6月5日

絶滅の危機に瀕するスマトラトラ及び象を含む野生動物の不正な取引や密猟が、スマトラ島のいくつかの地域で憂慮すべき段階にまで来ている。

火曜日、北スマトラ州デリ・スルダン県にて、野生動物密輸組織のメンバーと見られる2人の男がレンジャーにより逮捕された。

この男達は、推定死亡年齢1歳とみられる、剥製になった2頭のスマトラトラ(Panthera Tigris Sumatrae)密輸の現行犯で捕まった。

「これが初めての逮捕例ではありません。先月もありました」北スマトラ森林局の自然保護センター長、Djati Wicaksono氏はいう。

ちょうど2週間前にも同局がカロ県のティガ・ビナンガ地区でスマトラトラの皮を密輸していた4人の男を逮捕したばかりであるというのだ。

トラの皮も剥製も、アチェ州南東にあるルーサー国立公園にて乱獲されたものである、と同氏は続けた。情報によると、北スマトラの州都メダン市には多くの買い手がいるので、不正取引のメッカとなっているとのことである。

密猟者らが商品をいとも簡単にアチェ州より持ち出しているので、マウント=ルーサー国立公園園長のNurhadi Utomo氏は、当局の差し金があるのではないかと疑っている。

「現に、密輸者が通らなければならない検問所が沢山あるしね」
Nurhadi氏は火曜日、メダン市でジャカルタポストに語った。

バンダルランプン市のNGOによれば、ランプン州はジャワ島と近接していることから、急速に絶滅危惧種の密輸の主要拠点となってきた、とのことである。

匿名希望のNGO職員によると、「ランプン州は象牙の手工芸品の産地であり、輸送地点でもある」とのことだ。また2003年以来、12人の象牙密猟者及び資金提供者により、約47頭分に匹敵する計1,200kg以上もの象牙が密売されたとのことだ。

また同時期、ウェイカンバス国立公園でも19人に上る象牙密猟者、資金提供者及び工芸家により、約52頭分の象牙が1,800kg近くも密売されたという。

象牙はランプン州のウェイカンバス国立公園だけでなく、南スマトラ州、ベンクル州、リアウ州及びジャンビ州でも供給があるとのことだ。

情報筋によると、前評議員はフレームや柄が象牙でできた短剣を103本も持っていたという。

「全部で20から30頭に匹敵する量の象牙だよ。たった1人でこれを集めたとはね」

ランプン州に拠点を置く環境NGO Pratalaの活動家Emon氏によると、資金提供者はしばしば地元の人々を利用して象牙の密猟をしているという。

また、マレーシア向けにジャカルタ、バタム島、シンガポールやドュマイ経由で定期的に野生動物の密輸が行われていたが、野生生物保護協会が実施した調査により、その密輸ルートが暴かれることとなった。

ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港は、香港や中国向けの、生きている動物及び冷凍された動物の‘積み込み終着地’とされてきた。

東ジャワ州マラン市では、「人間と動物との摩擦」という口実がしばしば野生動物の密猟を正当化するために使われている、と環境保護団体プロファウナ・インドネシアの会長Rosek Nursahid氏はいう。

「密猟者は例えば野生のゾウを殺した後、『ゾウが住宅地を攻撃し、住民を脅えさせたのでやむを得ず殺した』と報告するのです」とRosek氏はいう。「そんなことはめったに起こることではないのに」

密猟の抑制が難しいのは、違反者の法的制裁が軽いことが原因とされてきた。

1990年に制定された天然資源と生態系保護に関する法律では、最高5年の禁固刑もしくは最高およそ25億円(1ルピー=およそ2.5円 2008年8月1日14時15分現在)罰金が科せられる。しかし実際には、有罪判決を受けた違反者のほとんどが、最高でも5ヶ月の禁固刑に処せられたのみである。

http://old.thejakartapost.com/detailheadlines.asp?fileid=20080605.A04&irec=3

(翻訳協力:大島朋子・編集協力:佐藤久美子)

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