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2008年7月15日 (火)

トラの頭数は減少しているが、トラを扱う市場は拡大を続けている

merinews Sujit Roy記 2008年3月15日

地球上全体のトラの頭数が非常に減少している反面、トラの体の身体部分を取り扱う国際市場での貿易は、より大きく成長している。

この状況は逆説的と思われるが、トラの毛皮一枚が中国、インドネシア、およびスマトラではおよそ1,700,000円(1ポンド=およそ211円 2008年7月9日現在)で売れるという事実は事実なのである。歯や爪、皮膚やひげは、スマトラにある28の市や町の326ある小売店(おもにメダンとパンチュル・バトゥ)の10件に1件で販売されている。インドネシアでは、ライオン、トラといった大型ネコ科動物の体の部分が、おおっぴらに販売されている。トラの骨は、薬として使われる。ともかく、トラの皮の需要は、ファッション業界で高い需要があるため、法外に高い。

世界中がトラの違法な密猟に反対して立ち上がり、トラを救うために努力を続けている。野生生物違法取引監視団体TRAFFICは、この驚くべき真実を明らかにした。「スマトラでトラを扱う貿易が再燃している」と題する報告書は、トラの体の一部が華僑宝石商やみやげ物や伝統的薬品を扱う店で売買されている事実を発見した。

状況は、中国、次いで台湾や香港で、さらに悪い。最近のTRAFFICの調査によると中国本土のインターネット・サイトは、絶滅の危機にあり保護されている野生動物で作った製品を毎日、好意的に宣伝し、こうして野生動物、特にトラ、ゾウ、カメ、サイといった動物にとって新たな脅威となっている。研究報告では、人気のある競売サイトであるYahooやeBay、加えて中国本土における野生生物の貿易をテーマにしたいくつかの独立ホームページを調査した。

香港および台湾での競売、もしくはこれらすべて3つの市場における野生生物取引をテーマにしたホームページを8ヶ月にわたり監視し、競売のホームページは最初は毎週、後には2週間に一度、監視した。研究調査の中で、調査官は、野生生物を使った製品を扱う4,291のユニークな広告を突き止めた。中国本土からの競売サイトが最も多く広告を載せており、台湾と香港がこれに続く。

野生動物の体の部分は、主にインド、ネパールとミャンマーから供給する。ともかく、ロシアのような国も、この違法で冷酷な貿易では引けを取らない。世界野生生物基金(WWF)の報告によると、2007年8月、ロシア極東の沿海地方の税関および国境サービスで、中国向け違法野生生物製品を押収したということである。押収品は、480のヒグマとツキノワグマの爪のある足、アムールトラの毛皮と爪、アムールトラの体の部分、および野生の朝鮮人参20kgであった。これより前の2007年1月熊の足360kg、3頭のアムールトラの皮と骨、531のサイガ(レイヨウの一種)の角を含む別の押収事件があった。最も悪名高いロシア・中国国境のハンカ湖からは、国境警備隊がまた、130の熊の足を没収した。7月には、ウラジオストックの税関職員が、ロシアを出国する北朝鮮人の公式文書をチェックし、手続きを取っているうちにトラの骨が隠されているのを発見した。サイガの角を除いて押収された製品のほとんどがロシア極東部から来たものであった。

TRAFFICは別の報告で非常に深刻な情報を発表した。TRAFFICは、東アフリカのタンザニアで難民キャンプの食糧配給で肉が不足しているため野生動物の肉を不法に売買するのが流行る結果となっていることを発見したのだ。違法に獲得した野生動物の肉は、多くの難民キャンプ内でひそかに売買され、日が暮れてから調理されて「夜のほうれん草」と呼ばれている。絶対的多数の難民が、しばしば広範囲の野生生物生息地の退廃をもたらし、影響地域における野生生物の劇的損失を引き起こしている。肉への欲求のせいでチンパンジーなどの希少種動物が、脅威にさらされているのだ。水牛、セーブルアンテロープ(レイヨウの一種)やその他の草食動物の頭数もまた急激に減少している。これは、1961年のタンザニア独立以来、20以上の主な難民キャンプが、禁猟区、国立公園またはその他の保護区の近くに場所をとり、そのうちの13の難民キャンプが2005年になってもまだ残っているせいである。1990年代半ばには、違法な野生動物の肉推定7.5トンを2つの主要難民キャンプで毎週、消費している。

状況は深刻である。野生動物を手に入れれば簡単に金が手に入るという迷信と人間の貪欲さのせいで、世界は生態学上のバランスが崩れるという深刻な脅威へと追いやられている。環境問題専門家は何年にも渡って警告を発し続けている。世界が目覚める時がやってきたのだ。

http://www.merinews.com/catFull.jsp?articleID=131039

(翻訳協力:蔦村的子・編集協力:戸川久美)

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