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2008年7月15日 (火)

「生物学的回廊(コリドー)」がトラ保護の新たな足がかりに

PhysOrg.com 2008年2月13日

野生動物保護協会(WCS)とPanthera Foundationは、ブータンからビルマにいたる全長5000マイルの「生物学的回廊(コリドー)」設立計画を発表した。同計画は、トラが自由にこの地域を移動できるようにすることを目的としたものであり、2008年1月30日に初めて国連で発表された。このコリドーは、8カ国にまたがるもので、世界で最大規模のトラの保護区となる。

WCSで科学・調査プログラム部長をつとめるAlan Rabinowitz博士によれば、コリドーはトラの自由な移動を確保することで近親交配のリスクを減らす役割を果たし、アジアにおけるトラの長期的な生存とって不可欠なものである。生物学的回廊案には、ブータン、インド北東部、ビルマ、タイ、マレーシアの広大な地域が含まれており、ラオス、カンボジア、ベトナムへのトラの出入りも可能となっている。Jigme Khesar Namgyel Wangchuck新ブータン国王は、この案への支持を既に表明しており、外国の元首たちにも同様の活動への支援を要請した。

Rabinowitz博士はWCSとPanthera Foundationとの協力のもとに設立された「タイガーズ・フォーエバー」の共同理事長も兼任しており、先日開かれた国連での会議では、同博士をはじめとするトラ保護論者たちとしては他の国家元首たちからの同意も求めていきたいと強く要請した。

「アジアではトラ全体の個体数は増加しているものの、野生のトラは減少しつつある」とRabinowitz博士は述べた。「トラの身体の部位の取引禁止について世界的な合意が求められているが、コリドーのような国境を越えたイニシアチブもトラの生存にとって不可欠なのだ。トラは政治的国境を遵守せず、自らの生息地や餌動物の居場所での移動にビザやパスポートを必要とすることもない以上、トラの生息する国々の協力が必要である」

Rabinowitz博士によると、コリドーは必ずしも原始の樹林草原である必要はなく、トラが原生地域間を移動できさえすれば、農作地や農場など様々な用途の土地が含まれていてもかまわない。

「こうしたコリドーを成功させるためにわざわざ新しい公園を作ってくれと国々に求めているわけではない」とRabinowitz博士は説明した。「良い生息地間を今まで以上にトラが自由に移動できるよう、あくまでもトラが生息する国々のコリドーの整備を目指しているのである」

トラが生息する13カ国中12カ国の大使などの代表が、この国連会議に参加した。米国政府魚類野生生物財団のトラ救済基金、Conservation International、Rare Conservationや米国魚類野生生物局などをはじめとするその他のトラの保護団体も大勢詰めかけた。女優のGlenn Closeも出席し、会議で発言した。

今後10年間の主要地域におけるトラの個体数の50パーセント増加に果敢に挑戦するため、「タイガーズ・フォーエバー」は2006年に設立された。目的の達成のために、基礎データの収集だけでなく、トラ・餌動物・脅威の長期的かつ科学的なモニタリング実施の甲斐あって、徐々に個体数が増加している。トラにとって主な脅威は、直接的なトラの殺害、餌動物の密猟、生息地の喪失などがあげられ、こうした諸々の要素の緩和に向けて現在取り組みが行われている。

今回の会議では、Joseph Verner Reed国連事務次長が司会を務め、Ban Ki-moon国連事務総長が開会の辞を述べた。象徴的な動物1種のみの保護のために政府セクター、民間セクター、保護論者たちが国連に一堂に会したのは、今回が初めてである。

出典:WCS野生動物保護協会

http://www.physorg.com/news122128592.html

(翻訳協力:MM・編集協力:戸川久美)

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