独立から5年で初の国立公園を制定
BirdLife International News(2007)
東ティモール民主共和国は、2002年に独立国となったが、このほど12万3000ヘクタールの土地を東ティモール初の国立公園として制定することを発表した。ニノ・コニス・サンタナ国立公園は、国家独立運動において武装組織を指揮した国家的英雄、ニノ・コニス・サンタナ将軍にちなんで名づけられた。この国立公園は、鳥類の重要生息地とされる16ヶ所のうちの3ヵ所をつなぐもので、世界で最も多様なサンゴや熱帯魚が生息する海域である「コーラル・トライアングル」の5万5600ヘクタールも含むという。公園の陸地エリアはティモールや近接する島々に固有の鳥類25種の生息地となっており、ティモール島におけるモンスーン林環境の減少によって絶滅の危機に瀕している固有種のアオバトも含まれている。
http://www.birdlife.org/news/news/2007/08/timor-leate_np.html
(翻訳協力:井上舞)
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