フォト
無料ブログはココログ
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

にほんブログ村

  • にほんブログ村

トップページ | ロシアで狩猟されるツキノワグマ »

2008年4月 1日 (火)

ロシアでトラ・クマ密輸業者の裁判迫る

翻訳協力:佐藤 良子、編集協力:松崎 由美子

2008年2月20日 WWF News & Stories

  野生生物の密輸業者、中国-ロシア国境で壊滅へ
 トラの毛皮やクマの身体の一部分を中国へ持ち込んでいた密輸業者主要メンバーの裁判が3月に行われる。逮捕に至る6カ月間の捜査において、WWF(世界自然保護基金)とTRAFFIC(野生生物国際取引モニタリング・ネットワーク)はロシア極東地域の税関、警察、海軍当局者に専門的な手助けをしてきた。

 税関、警察、海軍3当局の連携捜査による押収物は、ヒグマやツキノワグマの手のひらおよそ900個、トラの毛皮4頭分、トラの骨60キログラム以上、サイガの角531本などで、額にして19,838,000円(2008年3月26日22:39現在)を上回った。

 「これを見ても、絶滅の恐れのある動植物が、組織化された野生生物の密猟・密輸によって甚大な被害を受けていることは明らかだ」とWWFロシア・アムール支部のSergey Aramilev生物多様性保護官は語った。

 「今回の捜査は、野生生物の違法取引取締りに先鞭(せんべん)を付けたという点でも大きな意味がある。私たちは殺された動物を生き返らせることはできないが、巨大な密輸ルートを断ち、中国―ロシア国境の取締りを強化することができた」

 当局が最初に密輸業者の存在に気づいたのは、昨年始めにじゃがいもと偽って中国へ輸送される積み荷に疑いを持ったのがきっかけだった。検閲の結果、中身はクマの手のひら8袋、トラの毛皮3頭分、角数本とさまざまな動物の死骸の一部であると判明した。

 積み荷の運転手は情報を明かさなかったが、警察は、密輸活動のロシア側での手配りについて始めて詳しく突き止めることができた。そして組織の中心人物は、Kolyaというロシア名を持つ中国人であることを割り出した。

 Kolyaが取引を行っていたのは、沿海地方の主要都市の一つ、ウスリースクの市場で、ここが密輸業者や密猟者の重要な打合せ場所となっていた。Kolyaは注文に応えるため地域外にも足を伸ばして仲買人を見つけ、自らも密猟者との直接交渉を行っていた。 

 昨年3月、当局は凍結したハンカ湖上で数隻のソリを取り押さえ、120個のクマの手のひらを含む積み荷を押収したが、密輸業者たちはスノーモービルで現場から逃走した。

 電話傍受により、これら2度の押収が原因で、ロシア側密輸業者と中国側受取人との間に摩擦が生じ、Kolyaも普段より多い荷を集めるように要求されて神経質になっているという情報を入手した。

 そこで当局はおとり作戦を開始した。Kolyaが路上パトロールの警察を上手く抱き込み、積み荷を見逃す手はずを整えたとロシア側の仲間に信じ込ませ、さらに、ハンカ湖を監視する国境監視システムを2007年8月に一晩解除するよう同様に手配したと信じ込ませた。

 国境越えをさらにたやすく見せるために、現地の兵士を演習と称して意図的に遠ざけた。ほかの場所から派遣された警察の機動隊が、湖を横断するために荷の積み替え準備をしている密輸業者を不意討ちした。

 その後、現場に居合わせなかった他のメンバーも逮捕された。全員が密輸と不法越境の罪で告訴されており、7~12年の懲役刑が見込まれる。

 WWFは2007年、極東ロシアから中国へ渡る違法な野生生物の製品例について、当局に定期的な報告を行った。またWWFとTRAFFICの専門家は当局の犯罪調査に協力し、押収品に関して助言を行った。

 2007年8月のハンカ湖での逮捕・押収は、近年最も意味のある出来事である。

http://wwf.panda.org/wwf_news/?125100/Wildlife-trading-ring-dismantled-on-Sino-Russian-border

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。よろしければクリックしてください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

トップページ | ロシアで狩猟されるツキノワグマ »

02 トラ」カテゴリの記事

06 クマ」カテゴリの記事

19 アジア」カテゴリの記事

37 野生生物犯罪」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/12034170

この記事へのトラックバック一覧です: ロシアでトラ・クマ密輸業者の裁判迫る:

トップページ | ロシアで狩猟されるツキノワグマ »